あとがき 全ての読者の方に感謝致します。素敵な三週間でした。

あとがき


 読者のみなさま、こんなに長い小説を、最後までお読み頂き、大変ありがとうございました。しかも文字ギッシリですみませんです‥‥‥。

 二〇万字近い長編ですから、カクヨムの中でもかなり長い部類かも知れません。文庫本にしたら四〇〇頁くらいでしょうか。

「せっかくだから、あとがきを字数調節して書いて、ピッタリ二〇万字にしようかな。フッフ」とも思ったのですが、これから、誤字脱字含め、ちょこちょこ改訂を入れていくと思うので、それはやめておきました。


 初出稿が五月一九日のことですから、三週間ちょいですか。

 ポっと入ってきた新人の無名作家ですから、当然のことながら最初は殆ど認知されなくて、なかなかpvも増えなかったのですが、第五章あたりからだんだんと固定の読者の方がついて下さって軌道に乗り、私の校正の手もフル回転した覚えがあります。★とレビューをつけて頂けたのが大きかったですね。

 とはいえその後もバズることは全然なく、最後まで「固定の読者さんがちょっとずつ増えて行く」といった感じではありました。ですが、それは本作がスポ根というマイナージャンルであり、しかも競技志向であるという、主に一部のマニアの方から支持される作風でしたので、自然なことだと思っていますし、私自身もそれで十分満足です。


 楽屋落ちみたいなお話しは、読者の方にはあまりしない方がいいでしょうから、多くは語りませんが、全編を書いてみて意外だと思いましたのは、「オマケ編って、すごく大事なんだなあ。みんな読んでくれるんだなあ」ということでした。なにしろ突出してpvが多かったのが、第七章のオマケ、「ifもの」の七年後の寿司屋の話でしたからね。おそらくは、テニスをされない読者の方でも、とっつき易かったからだと思いますが、本編の二倍以上も読んで頂けたようですから、「スピンオフ強し」と肝に銘じて、今後の創作活動の中でも活かしていきたいと思っています。

      

 さて、このテニス編は、とりあえずこれで一段落です。

 続きがあるとすれば、第二部が国内プロツアー編で、第三部が世界制覇編になるのかも知れませんね。きっと、第二部のクライマックスは、裕vs小武海の全日本決勝十九歳対決になるのでしょう。第三部は裕と小武海が日本代表になってデビスカップでバリバリやるのもいいですね。もちろんヘッドコーチは真司でしょう。

 ただ、私は、テニス選手ではあったものの、プロ選手ではなかったので、プロツアーのことは全く分からず、取材しないと第二部の執筆はできません。誰かプロに知り合いがいればとは思うのですが、それもありませんから、なかなか難しいでしょう。なので、残念ながら、テニス編は無期限で休止になります。ああ、でも、全日本の決勝だけ、スピンオフで書くのも面白そうですね。カーボネックスがまた出てきたりして、ふふふ。

 

 いずれにせよ、テニス編は当面出せませんので、次は、掲載に支障がなくなった時点で、本来テニス編に先行していたボディメイク編(昇が主人公で、尚がヒロインですね)を、同じく校正しながらアップしたいと思っています。このテニス編で、カクヨムについてだいぶ学習できましたので、次は、もっとスマートに出来るんじゃないかと自分でも期待しております。読む人も大変だし、一話二万字越えとか避けたいな‥‥‥。

 近日中に、掲載の支障の有無が判明致しますので、近況ノートにアップしたいと思います。


 一時は、このテニス編も、「どこかの新人賞に出してみようかな」と思ったこともあったのですが、なにしろ二〇万字ですので、紙数制限を考えると、これを一三万字くらいに短縮する必要があり、「こりゃ無理だな」と諦めました。オマケ編を全カットしたら収まるかも知れませんが、それじゃ魅力半減ですからね(カクヨムに出す前だったらやってたかも)。それに、新人賞出しても、スポ根じゃ、最初から「こんなの売れねーよ」って、足切りでサヨナラでしょうし。


 そのほか、今回カクヨムで本作を書きながら、驚いたり、悩んだり、もちろん楽しかったり幸せだったことも大変多かったので、こういった長編をアップする新人作家の方に向けて、体験記というか、道しるべ的なものも書こうかなとも思っております。私もヒロさんの「カクヨムの歩き方」にずいぶん助けられましたから。

 ですが、それは、書き手向けの作品になりますので、本作の読者の方に読んで頂くようなものではありません。なので、その内容も、このあとがきで言及することは致しません。


 最後になりますが、本作をお読み頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。心から感謝しております。充実した、素敵な三週間でした。

 

 なお、本作はいったん完結致しましたが、今後は新章の更新がされないため、新着の紹介もされず、このままですと埋もれてしまう可能性が大であると言えます。


 本作をお読みになって、気に入って頂いた方だけで結構ですから、次に読まれる方の誘因のため、★とレビューを(もちろん❤とコメントも)頂けると、作者としてはこれに勝る喜びはありません。もちろんちゃんとご返事も書きますよ。


 それではみなさん、しばしのお別れですが、またお会いしましょう。


                二〇二四年六月一二日  小田島 匠

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令和に降臨した昭和テニスマンとテニスの妖精 小田島匠 @siu113

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