もやもや人生

ヤン

『もやもや』が普通の私

 五月。私の誕生月です。十二か月の内で、一番心の調子が悪くなります。他者や何かに対して『もやもや』すると言うよりは、自分にそれが向かっていきます。


 心に関する本を読むと、楽しくなくても笑顔でいると脳がだまされて楽しくなる、というようなことが書いてあります。(記憶違いでなければ)しかし、そんなことも出来ない自分に、また『もやもや』してしまいます。それならば読まなければいいのですが、つい読んでしまうのです。


 小説もどきを書き始めたのは、小学校高学年の頃です。その頃も『もやもや』していて、円形脱毛症になりました。何故書こうと思ったのかは覚えていませんが、自分の命を守る手段として、私はそれを始めたのです。


 それから数十年が経ち、私は今も書いています。自分のバランスを取る為に書いているので、読んでも『面白くない小説』になっているかと思います。私は必死で書いていますが、一般うけしないのは承知しています。


 今日も『もやもや』しながら生きています。明日も『もやもや』しながら生きて行きます。


 ここまで私の憂鬱な初エッセイを読んでくださり、ありがとうございました。おいしいものでも食べて、気分を上げてください。失礼致しました。


(完)

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