ヤン

老人ホームに勤める早川茉莉。最近、夜勤中に元・利用者が現れる。その元・利用者である相田ノブは、心残りがあってここから動けないと言う。 老人ホームを舞台にしたヒューマンドラマです。

小学生の僕は、夏休みが終わるのを恐れていた。学校のことを考えるのが嫌で家を飛び出した僕は、中学生くらいの不思議な人と出会う。 クロノヒョウ様お題企画『聴こえないメロディー』参加…

クロノヒョウ様エッセイ企画参加作品です。 テーマ 「犠牲」 ・1000文字以内で完結 ・テーマに沿った書き下ろしのみ ・お一人様一作 ・エッセイ・ノンフィクションである…

クロノヒョウ様自主企画参加作品です。 テーマ 「もやもや」 ・1000文字以内で完結 ・テーマに沿った書き下ろしのみ ・お一人様一作 ・エッセイであること ・タイトル、タグ…

高校一年生の森田は、同級生の川上に流れ星を見に行こうと誘われる。一緒に出掛けた川上から思いがけないことを言われ、動揺する森田。 ＢＬです。 クロノヒョウ様お題企画参加作品です。

家も学校も嫌になって家出をした「僕」は、年上の恋人と穏やかな日々を送っている。幸せを感じながら過ごす、夏の午後の一コマ。 「運命の人」に連なる作品となります。 クロノヒョウ様…

高校卒業以来勤めていた職場をやめた三上沙羅は、近所のファミリーレストランでアルバイトを始めた。そこへ、高校時代の友人だった伊藤憲太がやって来た。伊藤に誘われ出かける事になったバラ…

中学に入学した吉隅ワタルは、月末に行われる合唱コンクールの伴奏者に選ばれた。指揮者は、クラスの顔のようになっている、飯田光国だ。合唱コンクールも近いある日、ワタルは体育の授業中に…

帰宅する為公園を歩いていた大矢湘太郎は、ベンチに座る少年の顔を見て驚く。かつて知っていた人にそっくりだったからだ。少年は家出してきたようで、大矢は迷った末に自分の家に連れて行く。…

晩秋のある日、花火をしようと津久見才に言われ、戸惑う矢田部恭一たち。逆らうことも出来ず、才の家で花火をすることになったが……。

一度は音楽を捨てた、ピアニストの「僕」は、単独でのコンサートを明日に控えている。大学時代の恩師と話をするうちに、大切な人との突然の別れを経験した頃のことを思い出す。

会社勤めをやめて、近所のファミリーレストランでアルバイトをしている三上沙羅は、同級生だった伊藤憲太の来店に戸惑うが、仕事後、伊藤のいるテーブルに向かった。沙羅の注文したチョコレー…

バラ園に住む妖精のチッチは、バラ園の持ち主の太郎さんを大好き。太郎さんは、年を取って、バラ園で倒れてしまう。搬送先の病院で、昔好きだった女性の名前を繰り返す太郎さん。チッチは、そ…

大矢さんと一緒に暮らしている「僕」は、ある日雑誌で、『幸せの尾長鳥』という木彫りの鳥がいることを知り、二人で会いに行くことにした。

友人の伊藤憲太から、天の川を見に行こうと誘われた三上沙羅は、待ち合わせ時間が昼間であることを不思議に思いつつも出かけて行った。 少しずつ成長していっている三上沙羅の物語です。

友人の伊藤憲太から誘われ、バラ園を見に行くことになった三上沙羅は、遠い昔、祖母に連れられてここへ来た日のことを思い出し、せつない気持ちになっていた。

中田強がアルバイトをしている喫茶店には、いつも決まった時間に教師が来る。その人は、好きでもないコーヒーを、顔をしかめながら飲む。

今日、高校を卒業する一ノ瀬静流は、いつものように、ホーム階段下の売店前に向かっていた。親友の町田かよ子と待ち合わせて学校に行くようになって、六年弱。今日が最後の日だ。かよ子や他の…

中学に入学して間もない頃、津久見才は音楽室で、一学年上の三原正司と出会った。才の弾いたピアノの曲に、熱烈な拍手をくれ、それ以来友人のような関係になった。三原は普段は荒々しい印象だ…

矢田部恭一がロックバンド・アスピリンに参加し始めて、二年が経った。あるライヴの日、恭一は一人の女性から目が離せなくなった。それは、今まで経験したことのない感情だった。が、その人の…

中学三年の藤田美子は、知人の喫茶店で演奏会のチラシを見る。東京で行われるこの演奏会のソリストは、吉隅ワタルという、美子の恋人の同級生だった人だ。恋人は十歳年上の飯田光国。ロックバ…

駅前のファミリーレストランに入った伊藤憲太は、高校時代の友人がウェイトレスをしていることに驚いた。彼女は、卒業してからずっと会社勤めをしていたはず。仕事を終えた彼女が伊藤の所へ来…

高校の卒業式の後、一ノ瀬静流は学生生活を振り返っていた。演劇部に所属し、男役のトップとして娘役トップの町田かよ子とともに部を盛り上げてきた。静流とかよ子は親友と呼べる関係だったが…

中学二年の矢田部恭一は、今日も学校に遅刻した。教科担当の教師から説教を受けている時、クラスメイトの金子が恭一を助けてくれる。授業終了後、金子にお礼を言うと一枚のチケットを渡され、…

アルバイトを終えて店を出た飯田光国が月を見上げていると、小学生の女の子がぶつかってきた。けがをした彼女の手当てをして家に送るが、家に入る前に彼女の境遇を聞かされ、光国は自分の人生…

母とともに、母の実家で暮らすことになった深谷野薫は、入学した高校で風変わりな教師と出会う。その教師は、何故か薫が住んでいる嶋田家のことを知っていた。

音楽大学に通う吉隅ワタル。バイオリン科の油利木和寿の伴奏をするようになって一年。彼と演奏することで、音楽することの楽しさをより実感していた。と同時に、彼の存在が気になって仕方なく…