一休みの登場人物紹介

●ブリッツ・バイゴッド:

種族:人族/年齢:18歳

 エトガル・バイゴッドの不肖の息子。貧民街ではブリッツちゃんと呼ばれて慕われている。

 貧民街の娼館や酒場に出入りする遊び人だが、格闘戦においては右に出るものはいないほど強い。

 本名はブリードヘルム・ベルノルト・ガイランド。要するに皇帝陛下である。無論、エトガル・バイゴッドとの血縁はない。

 市井の様子を見て回っては、かれらの遭遇する難題を改善している。

 対外的には父であるエトガル伯爵に頼んで色々便宜を図っていると思われている。

 普通に考えれば父の威をかる金持ちのボンボンに見えるが、悪人に率先して立ち向かうその様から多くの貧民や市民に信頼されている。


●エレイン・ヴァンシヴァール

種族:人族/年齢:18歳

 ブリッツの目付役とみなされている女性。ブリッツと同じく貧民街では広く知られた剣士。

 とても生真面目で何より不正な行為や、汚い行為が大嫌いで、それらを行うものには容赦がない。

 しかし、それらを行わねばならない状況にある者には、後で何かと更生する機会を与えようとする面も持つ。

 本名はエリアノーラ・エヴァンシール。要するに皇帝陛下の第一の妻、皇后である。

 その剣術はブリッツに比肩し、帝国でも最高峰の戦士である。


●アディ・ホートマン

種族:人族(?)/年齢:22歳(?)

 革製外套にテンガロンハットを身に着けたカウボーイ姿の少女。

 銀髪赤目であり魔導や各種魔導機器を操ることができる。魔導に関する知識に深くその方面においてブリッツを補佐する。

 本名はアデリシア・マキス。

 ブリッツの第二の妻にして帝国最高峰の頭脳を誇る魔導学者。【管理者の塔】の主人である【魔導帝マキアス・マキス】の娘。

 幼い外見を気にしているが、実は后妃の中では一番年上。でもいちいち言動が子供っぽい。ツッコミ気質。

 自分のことを【妾(わらわ)】、相手のことを【主(ぬし)】、語尾に【じゃのう】などと付ける【のじゃロリ】である。


●リリ・マルティス

種族:人族/年齢:16歳

 無数の短剣を操る遊撃兵。黒髪黒い瞳の小柄な少女。各種罠や鍵開けが得意であり、毒物に関する知識も豊富である。

 何より闇に隠れての奇襲を得意とし、敵に見つからずに30人余りの無法者を無力化した事もある。

 本名はリリティア・ヴァンビーグ。

 ブリッツの第三の妻にして帝国軍エヴォル・ヴァンビーグ鍾北将軍の娘。

 無口無表情系少女だが、結構冗談も通じる。というかブリッツと共にパーティーのボケ担当。

 基本無口でロボットのように見えるが、ひとたび喋ると全てをぶっ壊すようなくだらないギャグを連発する。


●ファンナ・フリスト

種族:人族/年齢:15歳

 金髪で緑の瞳の法衣を着た少女。治療士であり、豊富な治療系魔導を扱うことができる。

 医療に深い見識を持ち、傷跡からどのような武器で傷をつけられたのかも即座に理解する。

 本名はファンネリース・ブリエスト。ブリッツの第四の妻にしてアウヌミア神政国現法皇ゲラルド・ブリエストの娘。

 とても気弱で物静かかつ純粋無垢であり、それゆえお姉様方から可愛がられている。


●ゴットフリート・デッセル公爵/司軍大臣

種族:人族/年齢:27歳

 ブリードヘルムの腹違いの兄。帝位継承権二位であった。現在は帝位継承権を返還して公爵位にある。

 金髪碧眼の無口系イケメン。母の地位によって帝位継承権がブリードヘルムより低かったため皇帝になることが出来なかった。

 その事を気にして、何かと皇帝を陥れようとする勢力との繋がりを示唆されるが――、

 実際は自分がすべきことを弁えている賢い男であり、ブリードヘルムのためにワザと反皇帝戦力を自分へと引き込んでいる。


●シュテファン・ユルゲンス公爵/祭祀大臣

種族:人族/年齢:15歳

 ブリードヘルムの腹違いの弟。帝位継承権第三位であった。現在は帝位継承権を返還して公爵位にある。

 銀髪で緑の瞳、ブリッツの妻であるファンナとは遠い親戚に当たる。

 ロンダイト聖樹教の司祭でもあり、治癒魔法や知識魔法を得意としている。

 いつも笑顔の糸目キャラだが別に裏切らないw。兄であるブリードヘルムを愛し、何かと悪戯を仕掛けるお茶目な面を持つ。

 かつてはブリッツの命を狙っていたらしいが――。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

機龍世紀1stC:The Emperor's Gauntlet 武無由乃 @takenashiyuno00

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ