第2話
私は本城玲奈、幼馴染の本名菖蒲がひどい目にあったと聞いて、菖蒲の家に来たところだったのだが、彼の妹の百合との情事の声が聞こえてきたのだ。そして私は動けなかった。他の女と違って菖蒲の人柄から全部知っていたし、いつも一緒にいたから、彼のとこを一番理解していた。だから私は、踏み出せない。今入ったら、彼を傷つけるかもしれない、だけど、百合に、彼の妹に彼を取られてしまうのではないかと思い、ここを離れることができなかったのだ。彼の性格上、ふたっごの妹に手を出すとこはないであろう、その妹は機会を伺っており、相当傷ついていたことろにやっとの思いで入り込んだのだろう。裏を返せば、菖蒲がソレほどまでに苦しんでいたというとこだ。そして、踏み出せないまま、彼らの行為は終わってしまった。
妹に自殺を止められた俺は、一から人生をやりなおす 淀 @ruiyodo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。妹に自殺を止められた俺は、一から人生をやりなおすの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます