第3話 こんどこそお盆
お盆では沢山のお客様がご来店されます。なぜならお盆の時期は現世の方々が死者への贈り物や思いなどを用意とういうのですか?分からないですけどしているので、現世の霊専門役所みたいなところで交通費を無料にしてくれるキャンペーンが開催されているからです。これはエルフなど他の種族はお盆に関係していないので開催されていないので、他の種族もそういう風なお得キャンペーンがされるハロウィーンなどよりまだ混まないのでマシですが、、。
でもあなどらないでくださいね!一番霊界が人口が多いんです。なぜなら死者はどの種族であっても霊界に行かれるので。向こうではエルフや人間、動植物、サンタなども一緒に暮らしているそうです。霊界は多分現世でいう天国的なものですね。好きなことや、やりたかったことが現世より強いサポートのもと出来ますので。霊界の方が転職もニートも幸せそうな気がします。そういえば、前に霊界では予定されていた人生の好きな姿になれると話しましたが、動植物、エルフなどもですが、盲目などの体の障害などだけは予定されていなくとも無くしたりできます。色をもう一度、初めて、見てみたい、足を怪我してスポーツを辞めたけど、普通の足にして頑張りたい。そういう希望は、自分の細胞から予測される障害などを持たない場合のパターンが作られ、無償で外見の設定の時に帰ることができるそうですよ。
あ、またお客さん来ましたね。君はそこに座っててください。因みにー、お客様の個人データは入られるとファイルが開くようになっているんですよ!
******************************************************
「こんにちは~、えっと、、みささん!いらっしゃいませ。カフェのご利用もしくは異世界への扉の使用、どちらがご希望ですか?」
「そうですね、、今日は本当はカフェでゆっくり話していこうと思ったんだけれど、混んでいるから帰ってきてからお茶するわ。だから現世への扉を開けてほしいです。」
そういって来店されたみささんは、袖部分がレースになっている、七分袖の白いふんわりとしたサテン生地のようなワンピース。ミントグリーンの腰のリボン、靴、シュシュをしていた。肌は白くて透明感があり、メイクも可愛らしい雰囲気の目鼻立ちがしっかりした美人な人だった。
「色々お世話になったともしびさんだから、ゆっくり話したいの。あぁ、右手の隣の呼び鈴が多分私のだわ。」
「分かりました。話すのを楽しみにしています。そうですね、これですね。」
その呼び鈴は、みささんの服装にそっくりの色合いで、持ち手の下の方には白のレースでリボン結びされている綺麗なものだった。鈴の形はカキツバタをさかさまにした様な、ドレスの様な不思議な形。そういえば、霊って透けているのかと思いきや、普通に実態みたいな感じだった。上手く言えないけど。多分、霊感薄い人とかは上手く見えないで透けてるように見えるのかな?しっかり見える人は、霊と協力関係にあったりするから話さないからあまり知られていないのかな?え、てか自分なんで見えるの?前見えなかったし、ともしびのことも知らなかったのに?、、。うーん、不思議。あ、そんなこんなしているうちにもう扉は開きそう!
かちゃん
「では楽しい旅を。帰りたいときはベルを5回鳴らしてください。」
「ありがとう、今回は長く向こうにいるからいつもより遅くとも心配しないでね。」
「はい。」
そう言われるとみささんは扉から出ていった。
******************************************************
そうですね、、。じゃあみささんが帰ってきたら2人で話しを聞きましょうか。とりあえず何飲みますか?あ、すいません、品切れでオレンジジュースしかないです。いいですか?ちなみにジュースだけ飲む人少ないので一杯300円もするのですが、。
、、まあそうですよね、飲みませんね。代わりにアップルパイ?了解です、2人分焼いてきまーす。あ、もちろん自分の分のお金は請求しませんよ、安心してください。
ハザマな世界 蛍 @fooo1_hy3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ハザマな世界の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます