タイトルでわかるように、おふざけSF。村おこしのため、ナスカの地上絵をまねて、ペンギンの絵を描いたところ……。ドタバタはドタバタでも、その描写が非常に丁寧。いちいちギャグがきまってる。一気に読めます!
ペンギンの地上絵で村興しをする計画から始まる荒唐無稽で着地点が見えないストーリー展開に引き込まれ、あっという間に読了してしまいました。軽妙な書きぶりとSF的理論の説得力で読み応えたっぷりでした。作者木口まこと先生の筆致が光る、妙作SF短編です。
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