概要
出会いと別れの春。大切に守り続けた店の、最後の客は――。
若くして亡くなった夫のパン屋を残そうと、五十余年もの間、毎日のようにパンを焼いて必死に働いてきた妻。高齢となった今でも、パン屋を細々と続けていました。しかし想いとは裏腹に身体は思うようにはならず……。桜が満開の或る日のこと、とうとう妻は店を閉めようと思い立つのです。
この物語は、そうして迎えた店の最後の一日を描いています。
約2800字 第4回ステキブンゲイ大賞一次通過作品
この物語は、そうして迎えた店の最後の一日を描いています。
約2800字 第4回ステキブンゲイ大賞一次通過作品