第8話 私たちの体
スオウ「キミの名前は「ムギ」だよ!...どう?」
「ムギ、ムギ...うん、なんかしっくりくるかも。
...ちなみに理由は?」
スオウ「う〜ん...、ノリと呼びやすさ!!!あ、あと
可愛さも!!」
ムギ「...ふふっ、まぁ結構気に入ったかも?」
スオウ「!...ふふん、付けた甲斐があるなぁ〜」
ムギ「...お互いそれなりに自己紹介(?)も終わったけど、これからどうしよう...」
スオウ「...あ、それならアタシちょっと考えてたことがあって...」
ムギ「?」
スオウ「アタシたち...「上」に行く必要があると
思うんだ〜」
ムギ「上...?」
スオウ「うん、正確には「ニンゲンたちの生活圏」
だねぇ〜」
ムギ「ニンゲン...人間ってさっき言ってた知能が高くて、私たちに似た生き物...だよね」
スオウ「そうそう〜!ムギは物覚えが良いねぇ〜。
そのニンゲンの生活圏には「チョウセツザイ」ってのがあるんだけど...ムギにはそれが必要」
ムギ「私に...?」
スオウ「そう。...カビンはさぁ、再生能力が他の
生物とは比べ物にならない程高いんだけど、
寿命はダントツで短いんだよねぇ〜...何でか
分かる?」
ムギ「...ぇと、何でだろう?」
スオウ「...正解はぁ〜ハナがアタシたちの体を侵食するから、でした。」
ムギ「っえ、し、侵食...?」
スオウ「うん。...ハナってアタシたちカビンの体に
良くも悪くも、結構な影響を与えてるんだよねぇ〜」
ムギ「その良い影響が再生能力...で悪い影響が
短命ってこと...?でも、それならスオウさんにも
調節剤が必要なんじゃ...?」
スオウ「あ〜...それは_____」
園 鶏川 こゆび @karaage392
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。園の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます