第19話次なる戦いの学校へ
浦安支部の学校を制圧した
「東京は僕達の本校と敵の本軍が現在戦争中だ」
大きな円形の帽子に一角のツノを生やしたこの大隊の隊長であるレインことユニコーンエロスが集まった幹部達の前で語る、既に戦線は新たな場所に移った事を
「敵は本軍に合流して本校と戦おうとしてるって事?」
「その可能性は高いとも、周りに展開して僕達を止める可能性もあるけどね」
おどけるように肩をすくめる、その様子は足止め等していないだろうと云う彼女の心情を表していた
「数的に不利な
「今回の
「ならば東京本校での戦いが決戦ですね?」
サキュバスエロスがそれに追従して答えた、只ユニコーンエロスは何か思う所があるようだ
(戦おうと思えばまだやり合える戦力は有った、
エリナやハルオがそれを分からない筈がない、果たして戦力の温存だけが狙いだろうか?
「良いじゃない、局地戦とは言えわたし達が勝ったんだから」
「そうか、きっとそうだね」
戦乙女は純粋に楽しんでいるのだろう、この先にある戦いも計略も、その全てを楽しむつもりなのだろう
「この夏は例年の夏より騒々しい
新たな戦場に思いを馳せながら全軍転進の号令を下すのだった
「嗚呼、楽しみだ」
夢見ヶ丘戦記外伝局地戦線 タカシ・セイヒ @takashiseihi
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