第4話 懸念① 委託販売作品集めはどうすんの?
少し間隔が空いてしまいましたが、日々色々と構想を練りながら過ごしている今日このごろです。
まず固まって来たのは、委託販売させて頂く作品数を60〜100タイトルにするという事。これは敷地が約10坪という事を考慮してです。坪数わからないよ! という意見もあると思いますのでわかりやすく説明すると、一坪は畳換算で二枚。つまり会場は二十畳になります。
少し前、とある方のご紹介で文学イベントを開催された事のある、主催者の方々とリモートでお話させて頂きました。ほとんど私の質問タイムになってしまいましたが、頂戴した様々な意見の中で新たな懸念が生まれました。
「果たして、恋愛作品の同人小説で60タイトル以上も集まるのか?」
投稿サイトでは恋愛はメジャーなジャンルですが、文学フリマでは恋愛作品はかなり少ないマイナーなジャンルなのです。ライトノベル風のラブコメ作品に至っては、ほとんど見かけません。
その数少ないジャンルで同人誌を出している――その時点でかなり狭まりますが、そんな中でXや投稿サイトのユーザーでイベントの存在を知る事が出来る、なおかつ文学関係でなんの肩書きも持たない素性の知れない私のイベントに作品を参加させようとする方はどれくらいいるのだろうか?
もちろんある程度は想定していました。
自分では思っていても、他人から改めて指摘されると怖くなる事ってあるかも知れませんが、今回はまさにそうでした。
◯委託販売作品(参加サークル)を集める。
これだけ考えてみても……
①作品はいつどこに搬入してもらうのか?
(自宅? 会場? 日程調整は?)
②参加費の徴収はどうするのか?
(振込? 電子マネー? クレジット? その場合登録どうすんの?)
③集める為の告知はどうするのか?
(SNS? 投稿サイト? その場合規約チェックしないといけないんじゃない? それで60集まるの?)
(…………)
これだけじゃありません。
イベント自体に集客出来るような取り組みと告知。
会場の設営はどうすんの?
什器等の手配は?
当日の運営スケジュールと人員は? 一人じゃ無理でしょ? ただ並べてるだけじゃ売れないよ?
販売した作品の管理は?
その後の作者様への送金は?
現在、日々やらなければならない対応を書き出して、一つ一つ方策を練っているところです。
契約も並行して進めていますが、百貨店なので色々な部署の方々複数が動いてくれていますので、すんなり借りたい!→はい、貸します! とはいかないのです。
なぜこのイベントを百貨店でやりたいのか? 等の考えを話して納得して頂かなくてはなりません。なんとか最初の関門は突破しましたが、現在は様々な角度から見て想定出来る事を模索してるといった状況です。
私は普段から半分ネタとして、不可能を可能にすると自負していますが、問題や課題を一歩下がって考える事が長所だと思います。
それでも正直不安です。
「文学フリマでは負け越してるじゃん!」
と反論されたぐうの音も出ません。
告知開始は契約完了後の一月を予定してます。
果たして60作品以上集まるのか?
皆様も一緒にハラハラドキドキ、時には無理じゃね? と傍観して頂けると私の力になります!
自分が主催となり文芸即売会開催をするまでのエッセイ的な作品。 @pusuga
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