或家族の悲劇
XX
とある避暑地の山奥に別荘を建てた家族がいた。
その山は、登山道が整備されているような観光地でもあった。
同時に、いわゆる忌地として祀られている領域が一部あり、立ち入りが禁じられていた。
おかしなことに、別荘は忌地の一角に建てられていたのだ。
住民からは反対の声も上がっていたが、土地の売買に不正は認められなかったため、訴えは棄却された。
別荘は、入居することなく売却されることとなった。
彼らは、当時住んでいた都心のマンションにて、変死体で見つかったのだ。
殺人事件として報道されたが、犯人は未だ見つかっていない。
*
山奥の別荘で、一家惨殺事件があった。
両親と娘の三人家族だった。被害者は父親と娘の二人。
父親は全身を強く殴打され死亡。娘は、身体を細かく切り刻まれた状態で発見された。犯人と見られる男は、その場で自殺していた。
第一発見者は、夕食の買い出しに出かけていた母親だった。
彼女は心神喪失状態にあり、現在も入院中である。
奥ツ城 環境 @lotus_
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