あの日本神話がドラマチックにここに蘇る!
- ★★★ Excellent!!!
「愛は重い」なんてレベルじゃない。これは狂気と神威に満ちた、呪いにも似た恋。
神社で仲間と古い儀式「鏡送りの儀」を復活させたことから、人生を根底から揺るがす事件に巻き込まれます。鏡越しに過去の時代を生きる少女「城山菊枝」との交流を始めた凪だが、菊枝は突如、水害に巻き込まれ消息を絶ってしまう。
菊枝の消息を知るために奔走する凪を待ち受けていたのは、日本神話の死を司る女神「イザナミ」だった。夢の中で自分の意思に反してイザナギとしての言葉が紡がれていく。
現実が夢で、夢が現実と思えるぐらい混乱する凪。
しかし、夢は着実に変化していき、これはまだほんの始まりに過ぎなかった。
時空を超えたスケールで描かれる、究極の愛と狂気の物語になりそうで、新たな物語の更新と展開がとても楽しみな作品です。