夜に読むんじゃなかった……。

 ワタシ、まさしくこういった小説のターゲット層なんですよ。
 こういう、「××で手に入った資料を公開します」みたいな気になる形式のモノを見つけると、
「お、どれどれ」
って読みたくなっちゃう性分なんです。

 個人的にこういうドキュメンタリー風の小説って、いかに「文体に、書き手やメディアの違いによって現れる、それぞれの風味を含ませるか」が腕の見せどころだと思います。
で、こちらの小説はそういう工夫が随所に見られて、最後まで飽きずに読むことができました。


ただまあ一つだけ。
本当に個人的な一言感想なんですけど。


ほんっとに、夜に一人の部屋で読むんじゃなかった……。