第5話学園生活スタート?

朝ベットで目が覚めた、しかし僕は昨日ベットに入った記憶はない。

、、、、昨日の事は思い出さないことにした。

すると自分の部屋のドアがコンコンとなった、ドアに目を向ける。


『おや、もう起きられてましたかマスター、おはようございます。』


そこには4Uがいた。

おはようと挨拶を返し学園に行く準備をする。本日から学園生活が始まる。

とても行きたくないが、そんな事を言っても仕方がないので諦める。

準備が終わりリビングに行くと、アイシャがいた。


『ユウ君おはよう』


こちらもおはようと挨拶を返した。するとアイシャが何かを机においた。


銃だ。


『これを持て』


『え、いや持つのはいいけど使ったことがないよ。』


『そんな事は知ってるが、一応持っているだけで自衛にはなるからな。

昨日も言ったが治安が悪いところもあるからそこには絶対に寄らないように。』


寄らないようにと言われたが場所も知らんしそもそもそんな危ないとこ行くわけがない。


『マスター、道案内に関しては私にお任せください。』


それを聞き道案内はすべて4Uに丸投げすることにした。


『今の話の流れだともしかしてアイシャは来ない感じなの?』


『私もお前の護衛だから基本的には付いていきたいのだが仕事があるため行けん。

もし用事があるならとなりの4Uに連絡を伝えてくれ。できる限りは向かうよ。

では私はもうそろそろ行くよ。』


いってらーと腑抜けた返事をし僕も学園に向かうことにした。


僕がこれから通う学園は帝都学園ていとがくえんといい、ここに入った生徒は全員軍人になるという。

軍人と言っても基本的には戦争があるわけではないのでとのことだ。

じゃあ軍人は何もせずに給料泥棒ができるのかと思ったがそう言うわけでは無いらしい。

この世界には突如ダンジョンというものが生まれてくるらしく、そのダンジョンを攻略するのが軍人のお仕事だという。

その話を聞いて僕も男の子だし少し楽しみになった。


学園の正門前につく。正門の前は桜の木がたくさんあり驚いた。


『マスターのクラスはFクラスですね。』


『ふーん、なんか一番ダメそうなクラスだね。』


『当たり前じゃないですか。』


え、クラスにランク付けなんてあるの?知らなかったんだが、しかしFクラスというのには一切反論はない。才能なんかあるわけないしね。

とりあえず教室に向かうことにする。4Uに案内され教室のドアの前につく。

教室のドアの前に立つと話し声が聞こえてくる、少し緊張するがドアの前でずっと立ってるわけにもいかないので勇気を出してドアを開けた。すると一瞬シーンとなりすぐに会話が再開された。

え、僕なんかしたっけと思いながら自分の机探そうとするが、4Uが席を知っているのか4Uに案内してもらいその席についた。

席についてから数分ボーっとするのも嫌だし、せっかく学園に入るのであれば友達の一人や二人ほしいのでまず初めに隣の子に挨拶をしてみた。


『いきなり話しかけてごめん、はじめまして、僕は伊井優コレイユウて言います、よろしくね。』


『,,,,,,,そう、よろしく』


えーめっちゃ冷たい反応されたんだけど僕の挨拶なんか変だったかななどそんな事を考えていたら斜め前の席から笑い声が聞こえた。


『あはは、悪い悪い笑うつもりはなかったがこいつの反応が面白すぎてな笑っちゃったよ。』


斜め前の男性がそんな事を言ってきた。


『こいつも悪気があるわけじゃなくてな、ただの人見知りなだけだから許してやってほしい。』


『それなら良かったよ、初対面で嫌われているのかと思ったよ。』


『はっはっは、そうだよなあの反応は流石に嫌われてると思うよな。』


『うっさいわね、仕方ないでしょ、緊張してたんだから、今まで私のこの目つきを見ると基本話しかけられなかったんだから。』


『二人は知り合いな感じ?』


『ああ、そうだな、幼馴染みたいなもんだな』


『そっか、じゃあ改めて僕は伊井優コレイユウです。ふたりともよろしく。』


『あぁ、俺はレオていうんだ、こいつはカレンだな、よろしく頼むぜ。』


『カレンよ、まぁさっきは悪かったわね、よろしく。』


『マスターに二人も友人ができてよかったです。』


するとさっきまで静かだった4Uがそんな事を言ってきた。そんな事を言われると流石に恥ずかしいので永遠に黙っててほしい。


『おぉ、どっから出てきやがったこいつは』


『ちょっ、このバカ』


4Uを見るなりいきなり雰囲気が変わる。


『さっきまでの態度誠に申し訳ございませんでした。』


『申し訳ございませんでした。』


『え、いきなりどしたん?いやさっきとおんなじ感じでいいよ。』


4Uを見た瞬間からガラリと態度が変わりとても驚いている。


『お,そうか、ならさっきと同じように話すわ。』


『ちょっ、レオ』


『うん、そうしてくれると助かる』


『え、ちょっとあんた貴族でしょ?』


『え、違うけど?』


なぜかわからないが貴族と勘違いされていたようだ。なぜ貴族と勘違いされたかわからないので聞いてみることにした。


『なんで貴族と勘違いしたの?』


『勘違いも何もあんたは現在進行系で貴族よ。それも特級階級じゃない。』


『俺も特級階級の人なんて初めて見たぞ。』


『そもそも特級階級て何?』


『はぁ、特級階級て言うのはね,,,,,』


カレンが説明しようとすると教室のドアがガラガラと空いた。


『やあやあ君達、静かにしたまえ。』


、、、、、そこには博士ナルコとアイシャがいた。



































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