第11話 有名配信者と喫茶店
俺は図書館をすぐに出た後、喫茶店に向かう。
そして喫茶店に着き、店内に入るとユキがこちらに手を振っている姿が目に映る。
「こっちだよー!」
「お、おう」
俺は少し緊張しながらも席に向かう。
そして俺が席に座った後、ユキが口を開く。
「もしかして緊張してる?」
「女子と喫茶店に行くのは初めてだからさ」
そう言いながら俺はメニュー表を開く。
「今日は私が奢ってあげるから飲みたいもの注文して良いよ!」
「え、まじ?」
「昨日助けてくれたし、何かお礼がしたいの」
ユキはメニュー表を見ながら俺の目を見てそう話してくる。
俺はその提案に甘える事にした。
「それじゃあアイスコーヒーにしようかな」
「私もそうしよーっと、すいませんー!」
ユキは近くにいる店員さんを呼び掛けて注文する。
その後注文したアイスコーヒーが届き、俺らは飲み始めるのだった。
そして少し飲んだ後、ユキが口を開く。
「そういえば昨日の動画の影響で私の登録者50万人増えたんだよねー」
「50万人!?」
登録者50万人という数字に俺は思わず声を大きくしてしまう。
昨日の配信だけでこんなに増えるものなのだろうか……。
「コメント欄も凄いよ。修にファンが沢山ついてるって感じだった」
本当かと思い、俺は改めてダンチューブを見てみる。
コメント欄を見ると本当に俺の称賛でいっぱいだ。
正直嬉しい気持ちもあるのだが、それと同時に少し不安な気持ちもある。
俺が有名になる事でユキに迷惑がかかるのではないか、と。
そんな事を考えている中、ユキが口を開く。
「良かったらさ、私と今度配信撮らない?」
ユキはもじもじしながら、俺にそう提案してくる。
勿論めちゃくちゃやりたい。
ユキとコラボしながら配信ができたら一生忘れられない思い出になるだろう。
だが俺なんかで良いのだろうか。
人気配信者とコラボしたいやつは山ほどいるだろうし。
「いや、俺なんかじゃ……」
俺が口を濁して否定すると、ユキがムッとした表情をして口を開く。
「修、私はあなたと配信がしたいの、迷惑とか考えなくて良いからね」
ユキにそう説得される。
ユキがこんなに俺と配信をしたいと言ってるんだ。
ここまで言われたら腹を括るしかないじゃないか。
それに有名配信者と撮れるチャンスなんてそうそうないだろうし。
俺はユキに決心の意を伝える。
「分かった、俺で良ければ協力するよ」
「やった!」
俺がそう言うとユキは満面の笑みを見せる。
「それじゃあ土曜日に撮影するから予定空けといてね!」
「了解」
ユキはそう言ってストローを加えながら飲み物を飲む。
そして少し雑談をした後、俺達は店を出るのだった。
―――
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学校一の陰キャは外れスキル《熟練度99%》を使ってダンジョン探索をしていると、有名配信者を助けてしまった件~そしたら動画がバズりすぎて大変なんですけど!?~ @Soraran226
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