概要
わたしの事が好きだって顔をしているでしょ
エミリア・フューラー侯爵令嬢は、学院の回廊で、婚約者が女生徒と歩いているのを後ろから見ていた。
彼女は聖属性持ちで、貴族に引き取られる予定の可愛らしいパウラさん。
平民で貴族生活に不慣れな彼女をサポートする為の世話係に任命された婚約者は、穏やかな笑みを浮かべている。
でもわたしは、彼の愛を疑わない。
「そんな意地悪だから、レオシス様に嫌われちゃうんですよ!」
パウラさんが何を言っても、疑う事なんてない。
だって──わたしの事が好きだって、そんな顔をしているでしょ。
彼女は聖属性持ちで、貴族に引き取られる予定の可愛らしいパウラさん。
平民で貴族生活に不慣れな彼女をサポートする為の世話係に任命された婚約者は、穏やかな笑みを浮かべている。
でもわたしは、彼の愛を疑わない。
「そんな意地悪だから、レオシス様に嫌われちゃうんですよ!」
パウラさんが何を言っても、疑う事なんてない。
だって──わたしの事が好きだって、そんな顔をしているでしょ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋敵に婚約者を奪われたかと思いきや、どんでん返しにビックリな溺愛恋愛譚
主人公のエミリアは貴族令嬢で、レオシスという婚約者がいる。
しかし今、レオシスの隣にいるのは平民のパウラ。
パウラは希少な魔力の持ち主で、その能力を見込まれて貴族学院で過ごすことになったのですが……
普通の異世界恋愛譚なら平民のパウラが主役かもですが、この小説の主人公は貴族令嬢のエミリア。この手の小説だと、エミリアの立ち位置は敗北者の場合が多い気がします。
なので、物語の冒頭からエミリアが負けてそうな描写がいっぱい。
なので……
だ、だいじょうぶなの?
エミリアが負けて終わったりしないよね??
と、途中までドキドキしながら読んでました。
でも、ご安心ください。本作は、しっかり主人公がハ…続きを読む