お酒に酔っている私を、この手あの手で○○ホテルに連れて行こうとする男がいる!
神石水亞宮類
第1話 お酒に酔っている私を、この手あの手で○○ホテルに連れて行こうとする男がいる!
私はよくいく行きつけの居酒屋で一人で飲んでいた。
その日は、仕事で失敗し上司にこっぴどく怒られヤケ酒を
1人で飲んでいたのだ。
カウンター席で、お店の店長や店員さんと話しながら飲んでいた
はずだったのだが、気がつけば私の隣で若い男が居て私に何か話し
かけながら和やかに一緒にお酒を飲んでいるみたいだ。
私は随分とお酒も入っていて、その見知らぬ若い男と楽しく会話を
していた事も全く憶えていないほどだった。
居酒屋の店長も店員も、その男が私の知り合いだと思って別に何も
言わずにしていたらしい。
陽気にお酒を飲みながら楽しく飲んでいる私を見て、その男が全く
知らない男なんて、その場にいた人なら誰も思わないぐらい馴染ん
で見えていたんだと思う!
でも? そのうちその男の本性が見えてきて......。
『もうそろそろ、お店を出ない? 一緒に行きたいところがあるんだ!』
『えぇ!? まだ駄目よ! まだ飲み足りないわ!』
『今から行く所でも、お酒はあるから大丈夫だよ!』
『“何処に行くのよ?”』
『えぇ!? いい所だよ。』
『男なら、はっきりいいなさいよ!』
『“ちょっと落ち着けよ、いい所だよ、早く行くよ。”』
『まさか? ○○ホテルじゃないでしょうね?』
『・・・えぇ!?』
『何、図星なの? “初めて会っていきなり○○ホテルに誘う気?”』
・・・ここで! 居酒屋の店長や店員が私達の異変に気づいてくれて
その男が私がカウンター席で1人で飲んでいるのをいい事に、
“友達のフリをして近づいて、そのまま○○ホテルに誘い込むつもり
だった事が要約分かったのだ!”
私は完全にお酒に酔っていて、その事さえ何にも憶えていない。
後で店長や店員に改めてお店で話を訊くと?
かなり強引に私を○○ホテルに連れて行こうとしていたらしい。
最終手段は? この男がズボンのポケットに入れていた“睡眠薬”
を私が飲んでいたお酒に入れるところを店員が見つけてくて、
直ぐに警察を呼んでその捕まったらしい。
やっぱり、“私が行きつけでよく行く居酒屋だけはある!”
ここのお店の人達は皆、私の家族で友達だから私の危険を察して
助けてくれたのだろう。
・・・しかし? この男!
他の店でも、“1人で飲んでいる女性を見つけると? ○○ホテルに
連れ込もうとする男で常習犯だったらしい。”
何回か? 警察に捕まっていたらしいのが、直ぐに罪を償いまた同じ
事を繰り返しているとか。
“犯罪者は、また何度も犯罪を繰り返すのか?”
でも? 私は懲りずにまたこの居酒屋で1人でカウンター席で
今でも飲んでいるわ。
女である以上は、危険もあるだろうけど......。
だからと言って、好きな事が出来ないの事とは違う!
私は生きたいように生きていくの!
この心優しい居酒屋の仲間と一緒に、私の大好きなお酒はやめない!
私は私の好きなように生きるわ!
それが楽しい人生を繋げていくのよ。
例え? また同じ事が起きようとも、仲間がまた私を救ってくれる!
“さあー今日もめちゃめちゃお酒を飲むわよ!”
お酒に酔っている私を、この手あの手で○○ホテルに連れて行こうとする男がいる! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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