第18話 山登り 崖 危機一髪

 これは私の小学生の時の話です。


 私の父は登山好きで、父と一緒によく山に登っていました。そして、問題が起きたある霊山に私は父と一緒に登ることになりました。


 登山口までバスに乗って向かおうとしましたが、バスは混んでいて乗車するだけでもだいぶ時間が経っていました。


 なんとか混雑しているバスに乗り、登山口までつきました。しかし、その山は2000M以上もあるため、山の上にある宿に着くまで登っていくのがとても大変でした。


 ずっと急こう配を登っていくため、足腰に激痛が来て、呼吸数が多くなっていました。


 何とか山の上にある宿に到着してその日は寝泊まりしました。そして朝3時にご来光を見るために頂上まで登ることになりました。


 先のほうでは、大勢の人が登っていて真っ暗闇にとぼるヘッドライトの光がとても幻想的に見えました。


 そして、頂上に着きいくらか待っていると朝日が徐々に昇ってきました。昇ってくるたびにだんだん暖かくなり、太陽の光がとてもきれいで美しかったです。


 ご来光を見終わり下山を開始し、3時間ほどで登山口近くまで降りてきました。もう安全だろうと思いながら下っていると、先のほうに少し大きい山の形をした岩がありました。


 私は登山口まで近いため安心しきっていて、その岩を滑り台のようりょうで滑りました。


 すると、おむすびころりんのようにころころと私は回転しながらころがっていき、そのまま崖まで転がり、落ちてしまいました。


 私は一瞬でやばいと判断してすぐさま崖に生えていた草木をつかみました。つかんだ草木のおかげで何とか落下するのを阻止しました。


 しかし、道までは少し距離がありました。父が手をかざしても届きません。どうすればいいか私は考えました。そうだ、崖を登ればいいんだと考えました。


 しかし、崖を登っていくのは至難の業です。最悪の場合落ちてしまうかもしれません。ですが、このままつかまっているだけではいずれ力尽き手を外してしまい、落ちてしまうかもしれません。


 私は冷や汗をかきながら焦っていましたが、すぐさま判断して崖を登ることにしました。


 運よく、崖には草木が結構生えておりました。私は、草木をつかんで登っていきました。


 慎重に慎重にしっかり草木をつかみながら登りました。


 そして、道まで何とか自力で登りきることができました。私は登り切り安心したのかほっと息を吐いたのでした。


 父は心配しながらよく無事だったと頭をなでてくれました。その後、父と一緒に慎重に歩きながら下山し、登山口に無事到着しました。


 

 何事にも最後まで油断しないことが寛容ということをこの体験で思い知りました。今回の体験のように、安心しきっていると危険な目に合うかもしれません。皆さんも最後まで油断しないでください。

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ありのまま、これまでの体験をここにのせるぜ!! ナイトジョーカー @kazyo12324567

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