エピローグ
事件発生!
とりあえず話はまとまった。
俺はまだ
逃げようとした自分自身への罰なんだね。そんなことを言っていたな。
その罰は俺も道連れになるわけなんだが。
「ハァ……何か疲れちゃったよ
口調は混乱を避けるためか、いつも
というか、その方が俺もやりやすい。
いきなり仰々しい言葉遣いになったらこっちが困っちゃうし。
だから、俺も
「ねえ
「そうだねえ……今日は出前でも頼もうか……」
何かを作る気力さえないらしい。
「ハァ……。何かないかな。リフレッシュするようなもの……」
その時、
何か閃いたのだろうか。
「あ! そういえば冷蔵庫にあったんだった!」
「冷蔵庫? それ何?」
「ふふふ……私の唯一のお楽しみ……巷で評判の甘くておいしいって評判の、私の大好物な……」
あれ? その台詞、どこかで一度だけ聞いたような気がするぞ。
「いやー最近忙しかったからすっかり忘れてたよー。賞味期限が心配だけど、きっと大丈夫大丈夫♪」
そして、勢い良く冷蔵庫を開け放ったのだ。
目をキラキラさせて冷蔵庫の中を覗く
しかし、次第に彼女のキラキラは消え去っていった。
「……おかしいなあ? 何でないんだろ」
「え? 何が?」
「……まさか」
「へっ!?」
冷静に冷蔵庫の扉を閉めて、俺を見つめる
目がマジだ。少し怖い……。
「ねえ
「あ、あの
「私ね……プリンが大好物なの。だから、高級なプリンを買って冷蔵庫に入れといたんだ……」
「へ、へー。そうなんだあー」
「でもね。ないの」
「プ、プリンが?」
「うん」
プリン消失事件が起こってしまった。
俺には今のところまったく見に覚えのないことだ。
でも、
「
俺じゃない。だとしたら……犯人は誰?
——————————————————————
応援ありがとうございました!
これで完結とさせていただきます。
魔法少女?コトミちゃん!~魔法少女と入れ替わったが毎日刺激が強すぎる!~ 烏丸 @crow202403
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