応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント


  • 編集済

    第3話 円滑と円満への応援コメント

    僕はあの震災の時、避難所に関わりました。
    避難所には沿岸部から来た家を失った方が多く、最初は避難所や助けてくれる人達の存在をありがたがる方が多かったですが、一カ月を過ぎた辺りから徐々に様子が変わっていきました。震災当初は交通が寸断され入ってこなかった物資が続々入ってくるようになり、争奪戦が起きたり、「ボス」的な人が現れてその人の裁量で全て配分が決まる、なんてことも起きていました。
    この「ボス」は口が達者で、誰も手に負えず困っていた記憶があります。また、お腹が満たされてきたので仲間とつるんで夜遅くまで盛り場に繰り出す人たちも出始めました。避難者の要求もだんだんエスカレートして、「接待所」みたいになってしまった記憶があります。
    当時全国各地から支援を受け、みんなで支えようという機運が起きましたが、現実を知って嫌気が差して手を引く人と、それでも何とか関わろうとして現地に残る人とに二分化されましたね。

    こういう場所では、人間の本性が露骨に出るものだと思いました。
    貴重な体験でしたが、二度と味わいたくないとも思いました。

    作者からの返信

    やはりあるのですね、そう言う話。

    うちの方では、義援金、支援金を払うとすぐさまパチンコ屋に走る人間が多くて……あれではなんのためにお金を支払っているのか分からない、と嘆いている話しを聞きました。

    渡したあとは個人のお金。

    それは間違いないのですが、やはり時と場合を弁えてほしいものだとも思います。被災地の話は、いい話と悪い話に二分されるような印象でした。

    私自身は、被災地の悪い方には遭遇したことがなかったのですが、割と身近にいた人間が……Youlifeさんの云うところの「ボス」的存在で、被災地をまるで観光地のように案内して歩く輩がおりました。
    常に、自分が有利で目立つところを狙っている、そんな人間というのは往々にしているものだと思います。法に触れていないから、なおたちが悪いと思いました。

    作品中のエピソードは、そんな中でもホッとする話だったので紹介したいと思い、作品に仕立てました✨️

    お読みいただきましてありがとうございます✨️

  • 第10話 漂流郵便局への応援コメント

    通信網やデジタルデバイスの発達により、メールやチャットで瞬時にメッセージのやり取りが可能になりました。これによってヒトとヒトとの距離は限りなく近づきました。しかし、その利便性と引き換えに、入力した記号をやり取りするこのコミュニケーション方法は、対人コミュニケーションの価値を大きく下落・喪失させて、ヒトとヒトとの関係を限りなく希薄にさせたように思います。
    このアートにどこか強く心惹かれるのは、そんな見失ったヒトとヒトとの関係やその価値を心が求めているのかなと、何となくそんな風に思いました。
    実際に見に行ってみたいですね。心が求めるメッセージに出会えることを願って……

    作者からの返信

    お読みいただきましてありがとうございます✨️

    手紙という文化は、やがて廃れていってしまうのかもしませんね。
    私自身、手書きからはもう何十年も離れてしまっております故、大きな事は言えませんが……。
    それでも、気持ちを伝えるという方法の中で、手紙というのは常に最高位のものでありつづけると思っております。

    いつでも会える、どこでもつながる

    これは便利で、気持ちを伝える手段としても有用ではあります。
    しかし、逆説的に見れば
    いつでも繋がれるということがお互いに無用な期待と義務を押し付け縛り付ける要因にもなっているような気がいたします。

    コロナで会えなくなったということを嘆く向きもあるかもしれませんが、その間でも全く連絡の取れなくなったという人はあまりいないのではないでしょうか。

    ある種の、別離と孤独をきちんと内に秘め噛み締めていないからこそ
    常に通信機器でつながっていなければ気がすまない、という弊害も生み出しているような気がいたします。

    本当に、もう会えないと分かった時。
    その時、初めて綴って、時間という波間に漂流させた手紙の言葉が
    自分の心から出た言葉なのではないかと思ったりもします。

    手触りの感覚
    頻繁ではないからこそ一期一会を大切にする

    むやみに写真に残したり連絡先を交換したり
    それをお互いに見せ合ったり……

    古い人間と云われようとも
    それはすこし違うんじゃないか、と
    私はいい続けたいと思っています。

    そして、いつかは私もこの郵便局へ行ってみたいと、そう願っています✨️

  • 第6話 他人の目への応援コメント

    どうもお邪魔します。メンヘラです。
    私的には、彼女は見ず知らずの人に

    「……大丈夫じゃないです」

    と僅かでも本音を言えた事で、八つ当たりの罪悪感を感じつつも、ほんの少しだけ癒されたのではないかな、と思いました。

    普段から「大丈夫じゃないです!」が主張できる人は、中々そこまで追い詰められないものです。
    きっと彼女は、普段から、

    「大丈夫です」
    「大丈夫です、やります」

    と言って身を削ってしまうタイプなのではないかなと妄想しました。

    彼女はその時恥ずかしかったかもしれないけど、ラーメンを転々と落として気付かず、誰にも呼び止めて貰えなかったら、スカスカの袋を抱いて、より惨めで辛い思いをしたはずです。

    ほんの少し心に余裕が出来た頃に、

    「あの時拾ってくれた人、良い人だったな」

    と思ったんじゃないかな、と勝手に希望的に妄想しました。
    天川さんの善意は、カップ麺と一緒にちゃんと届いていている筈です。
    と、メンヘラ縦縞は思います。

    作者からの返信

    あたし自身は、自分で行動した結果ですからたとえ八つ当たりされようと全然気にしませんけど、でも……彼女の方はどんな気持ちだったのかな、という葛藤は今でもあります。

    誰にも呼び止めて貰えなかったら、スカスカの袋を抱いて、より惨めで辛い思いをしたはず────

    その視点をいただけて、
    そうかな、……そうかも✨️
    と、10年越しで、ようやくそう思えるきっかけがいただけました。
    ありがとうございます✨️

    今でも、あの時本当はどうするのが良かったのかな、と思い出すことがあります。

    明らかに、買った商品に全く注意が向いていない佇まいで……
    あ、落ちる、落ちるよ……!?
    と思ったそばからぼろぼろとこぼれ落ち始めていたので、
    私は、反射的に拾ってしまったんですよね。
    今記憶を反芻すると、店員もそれを見てるのになぜか動き出さなかったんですよね。
    だから、あれ??? ここは黙って見送る流れですか???
    という、一瞬の迷いもあったのですけど……💦

    華やかで、整った制服を着たOLさんも
    実際は、生活カツカツで、お昼はカップ麺で……
    そんな実情も垣間見えました。
    そして、そんな状況でも身なりだけはきちんとしなければならない会社勤めは……やはりあたしは無理だな、と我が身を省みたりもします✨️


  • 編集済

    第3話 円滑と円満への応援コメント


    避難所を経験した市の職員です。
    なんか涙が出ました。あったかいお話ありがとうございました。

    作者からの返信

    状況が法を凌駕する

    そうならないのが最善ですが、厄災は人の都合など配慮してはくれません。

    小さな事ですが、
    被災直後の地で、自宅の様子を見に戻っていた人たちが、津波注意報のサイレンが鳴る度に高台に避難している様子を何度も見ました。

    その際に、不謹慎ですがほっこり、ほっとしたのが、
    軽トラックの荷台にたくさんの人を乗せて、避難する様子。

    一度などは、警察の方も一緒に荷台に乗って避難しているところも見かけました。

    この状況で、道交法を気にする人間は(警察含めて)いないとは思いますが、それでも、状況に合わせて最善の判断ができると云うのは、日本人の美徳だと思いました。
    諸外国では悪い意味で、状況が法を凌駕する場面を多く見かけてしまうだけに──。

    お読みいただいてありがとうございます✨

    編集済
  • 第0話 公開空地への応援コメント

    素敵だなぁ……。カクヨムの楽しいところは、あらゆる作家の皆様と交流できるところにありますよね。

    作者からの返信

    お立ち寄りいただきましてありがとうございます✨
    短いエピソードで場所のみ提供いたしますので、あとはお客様が自由に活用してください。

    ……というコンセプトが一応あるのですが、正直……どんな反応が返ってくるのか私も予想がつきませんw

    自由に活用していただけたら、幸いです✨


  • 編集済

    第3話 円滑と円満への応援コメント

    興味深いお話でした。

    弊社で元々役員をされていて、社会的に見ても大変地位のあった方がいました。
    定年後にもお客様として毎日来店し、店長を呼んで店舗の運営について改善を要求し、クレーマーと呼ばれる人になってしまった末に、最終的にカウンセリングに通われる様になったそうです。

    人は社会的な役割を持つことによってでしか、満たせない自己肯定感があるのかも知れません。
    それは例えば仕事でも良いし、自治会や学校の役割でも、趣味で人と繋がる事でも良い。

    その自己肯定感が無いと、やはりフラストレーションが溜まって、それが他人に攻撃性として向かってしまうのかも知れないと思いました。

    お話は変わりますが、避難所のお酒を飲んでいた方を咎めなかった方のくだりがとても胸に響きました。
    自分自身も大変で気持ちの余裕も無い、その中で相手の心情に寄り添える、心から尊敬します。
    お酒を飲んでいた方も、それを咎めなかった方も、今は穏やかに暮らしていて欲しいと思いました。

    作者からの返信

    このお話が放送されていたテレビを一緒に見ていたばっちゃんが、
    「こんな時だから、飲みたいんだろうにねぇ……」
    と、ぽつりと言ったのが印象的で、よく覚えていました。


    文中ではあっさり記述しておりますが、
    その、酒を飲んでいた男性は、
    本当に身を小さくして、見つからないように……
    震えるように、自分が今……明らかに良くないことをしている、と分かりつつ……それでも瓶の蓋を開けてしまった、という事を仰っておられました。

    常識に照らし合わせれば、飲酒厳禁。
    これは当然です。
    ですが一方では、
    「こんな時に飲まずして、何が酒か」
    と私自身思ってしまったのも事実でした。

  • 第2話 思い出のベンチへの応援コメント

    次に座ったのは一人の少女だった。
    待ち合わせをしているのだろうか。手鏡見ながら前髪を触っては、ソワソワと辺りを見渡している。

    しばらくすると、遠くにこちらに走ってくる小柄な少年を見つけて、少女は一瞬顔を輝かせる。だが、すぐに照れ隠しをするかのように、キッと顔を引き締める。

    「お、お待たせしました!」
    汗だくで言った少年に、少女は緩く首を横に振る。その時長く伸びた黒髪が、柔らかく左右に揺れた。
    「ううん。今来たところだから」

    座ることを進めたが、少年は「大丈夫です」と言って笑うから、少女も短く「分かった」とだけ答えて立ち上がる。

    「どこに行こうか」
    そんな二人の会話を、ベンチは静かに聞いている。

    誰かに寄贈された思い出のベンチは、今日もそこで誰かを待っている。

    作者からの返信

    風景描写だけのエピソードに、誰かが物語で人物を添える。
    こういうのが、ほしかった───
    この手のコメントに返信するのは、いささか無粋かもしれませんが、
    感謝を───✨️

  • 第2話 思い出のベンチへの応援コメント

    ベンチに座って、缶コーヒーでも飲んでみる。

    私のとある作品だけをフォローした新規アカウントが一週間ほどで消えていた。
    なんの偶然があって私の作品だったのか。なぜアカウントを消したのか。どんな目的があったのか。好奇心が刺激される。

    缶コーヒーを飲み干し、そんな小さな不思議を胸にしまって、立ち上がる。

    誰かが設置したベンチ。その誰かの思いも、すぐに立ち去ってしまった者には探れない。

    作者からの返信

    お座りいただきましてありがとうございます✨
    一番嬉しい立ち寄り方をしていただけました。
    また別な人がここを訪れることを願いつつ、感謝を──✨

  • 第1話 シェアボトルへの応援コメント

    面白そうな企画ですね!
    カクヨム上の伝言板みたいな感じですかね?
    楽しそうなので、とりあえずフォローさせて頂きます!

    作者からの返信

    どういう反応がいただけるのか
    私自身、全く予想がつかないのですw

    ですが、ここを訪れる人が、そこで感じたなにかを残していく
    そんな場所になれたらと思っております✨️

    気が向いた時に、時々覗いてみると、なにか新しい楽しみが生まれるかもしれません✨️