第35話への応援コメント
コメント失礼します
爆破予告のメール、実は案外来るのですが、発信元の特定も動くような気がします。
今回お電話なのと、まぁ、フィクションなので、野暮な感想で大変恐縮ですが、いきなり機動隊かー……と。
そんなもんかな?と違和感はちょっと持っております。
宿泊施設はお客さまは心配ですから、そういうこともあるのかな?と読み進めております
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
私が爆破予告事件に巻き込まれたのは、会社員時代、出張先でのことでした。場所はホテルではなく、オフィスです。
突然館内放送があり、ビルを出るように命じられました。外に出てみると、ビルの前面道路にパトロールカーがびっしり、隙間なく並んでいました。10台までは数えたのですが、それより先は見えません。
12月のことで、寒空の下で2時間ほど震えていました。
悪戯という前提だったのだと思います。ビルの下から離れるように、といった指示はありませんでした。
後日、犯人は判明しましたが、何分出張先のこと、詳細は分かりませんでした。
というわけで、わずかな経験をもとに、ぶわっと想像を膨らませて書いております。
引っかかることもあるかと思いますが、ご容赦ください。<m(__)m>
第66話への応援コメント
とても面白かったです。
謎が大好物なので、謎に魅かれて読み進んできました。
このお話は「人間」と「愛」の話だったのですね。
けれども、それこそが最大の謎なのかもしれないなあ、と思いました。
作中の小説のに登場する沢山の人々と、その背景。
そのどれもが説得力を持って書かれているので、同じ人間ながらこうも隔たりがあるのかと、まるで真実のように私自身が錯覚してしまう事もあってw
ミラージュのタイトルが改めて響きました。
余談ですが、現実に生きている中で感じた様々な思いもXなどへの投稿となると直接的過ぎてアレですが、小説の形をとると自分の中でも客観視するプロセスがあって良い吐き出し方法だなあと最近思ってます。
私などの場合はその程度ですが、たまごさんの小説ではそれが更に読者を魅了する物語にまで昇華されてて、凄いなあと感じました。
ワクワクするお話をありがとうございました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。励みになります。
この物語の難しさは、剛史の作品を単なる小説ではなく、剛史自身のこととして読んでいただけるかどうかでした。もし、剛史の小説が読者を欺くためのフェイクだと受け取られると、全体が薄っぺらなものに感じられてしまうのです。
『彼の小説の登場人物=彼』であり、『彼=私』なのです。それで、できる限りの言葉を尽くしたつもりです。
まだまだ未熟な作家ではありますが、これからも御贔屓に、よろしくお願いします。
第66話への応援コメント
三村夫婦は狂っている。
剛史は自分の書く小説と現実の区別がつかなくなっていて、華恋はそれに付き合い、剛史殺害が愛のかたちだと思っている。
読んでいて、どこからどこまでが剛史の作品なのか、ひょっとして全部がそうなのではないかという錯覚に囚われた。
その背景にあるものが現実離れしているようで、ぬるま湯日本で暮らしているから気付かないだけなのでしょう。
ドキドキ、ハラハラの展開で、おもしろかったです。
さすがたまごさんです🐷
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
おっしゃる通り、日本は安全で豊かなためにぬるま湯状態ですが、暗殺業のスナイパーこそいないものの、極一部の政治家と経済人が組んで利益を上げていたり、爆破予告で右往左往することは珍しくありません。オウムというテロもありましたし……。
爆破予告で右往左往したのは私の経験談です。もっとも予告があったのはホテルではなく企業が入ったビルで、避難先はファミレスではなく路上でした。(>_<)
考えてみれば、昔は企業を狙った爆破事件が多々あったようです。日本人が安穏として居られるのは、平和だからではなく、危機の経験を早く忘れることができる(?)からかもしれません。ある意味、特殊能力ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。<m(__)m>
第66話への応援コメント
十四章以降の大転換で、さてはこういう話だったか、とのけぞりつつ、なおもちゃぶ台返しが続きそうな不安定感にじりじりしながら、ようやく読み切りました w。
話を土台から二度、三度とひっくり返すことこそなかったものの、妄想と幻想と現実がここまで入り組んだ形になっていると、終盤はほとんど夢の中の話というイメージですね。こういうのもマジックリアリズムというのでしょうか。作家の内情やら屈折した心理やらをためらいなく俎上に載せているところといい、明日乃さんの新境地という印象があります。まあ、二度は使えない手だと思いますが。作家自身の自殺(と再生)をそのまんま作品化したような物語など ^^。
さて、多視点でも、本作のような形でどんどん視点を入れ替えるタイプの小説と言えば、たいていは人物ではない、とあるものが主人公扱いとなって物語としての統一感を保つ、という形になっている例が多いのではないかと思います。舞台となっている館そのものであったり、一丁の銃であったり。が、本作はそういうタイプではない。引っ張り要素となっている謎はいくつかあるのですが、その謎がきれいさっぱり解消して、というオチでもないし、正直、書き手の側がその謎を話の中心に置いている感触がないような気さえします。
普通ならその「軸の弱さ」を指摘するところだし、私も途中まではそういう感想を引きずりながら読んでいたのですが、改めて振り返ってみると、別にそういう評価の仕方をしなくてもええんではないかと思うようになりました。
ジャンルとしてみると、本作はエンタメ作品と言うより、文芸色のにじみ出た、エンタメ風幻想文学という感じです。が、思い切りわかりやすい呼び方をするなら、明日乃さんご自身がおっしゃった通り、これは三村夫婦の物語であり、スナイパーがどうしたとか、グランドホテル形式の人間模様がなんだという話は、壮大なおまけだと思われます。私に言わせれば、上で申した通り、本作は一作家の自殺と再生の物語ではないかと思うんですが、いずれにしろ、こういうとても簡潔な本題にバカでかいガジェットがくっついたような構造だと、結局はこの夫婦の顛末をどう受け止めるか、という問題に尽きると思いますし、少なくとも私はその部分にチェックを入れるところなどありません。
まあ総合的な感想としては、正直半分ほど、うまいこと煙に巻かれたなあという気がしないでもないのですが 笑。
とてつもない国際陰謀劇とその見事な結末を期待すると肩透かしに遭いますけれど、「……という見せかけの、でもおまけ部分にも妥協していないホームドラマ」として捉え直すと、明日乃さんの魅力がふんだんに詰まった、全方位的にバランスの取れた長編と言えるのではないかと思います。少なくとも、私がこれまでに読んだ明日乃作品の中では三本指に入れられると感じました。
会心の一作と称してよろしいのではないでしょうか。と書きつつ、私自身は、次の明日乃さんの会心作がさっそく気になってもいるのですが w。
作者からの返信
丁寧なコメント、ありがとうございます。
物語の半分以上が、三村剛史の小説の中身なので、それを真剣に読んで損したと感じる読者もいるのではないかと考えています。が、しかし、その小説こそが作者の経験や思想であり心情……。私がこの小説で書いているものが、私の会社員時代の経験であり、現代社会に対する不信や怒りであるように……。なので、損したとか騙されているとは考えて欲しくない。……いや、騙しているという点は当たっているのかな。
なにはともあれ、戦争であれブラック企業であれ、新自由主義であれ、権力者や強者が好き勝手出来ている現実を見せられるのは辛いのです。それで些細な反逆をば……。それが私の場合、小説です。
この作品は、これまでのものと同じように社会的なものに対する苛立ちを書いているという点では同じなのですが、私のプライベートな部分により近く足を置いている作品です。もともとが、私が見る夢の宿泊施設がホテルミラージュなのです。そこに住む可笑しな人々と私の精神状態を、少し形を整えてみたらこんな小説になったのです。
言い訳ばかりの支離滅裂な返信になってしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次作は異世界ファンタジー……、まだ数千文字しかかけていません。投稿小説にありがちな、終わりの見えない長編小説を想定しているのですが、どうも、最後を想定しない人生のような小説にしっくりきません。
ライバルや敵のインフレもどうかと思うし……。(>_<)というわけで、期待を膨らませずのんびりお待ちください。
これからも御贔屓に、よろしくお願いします。<m(__)m>
第8話への応援コメント
最初は奥様が本当にプロなのか?と考えてしまいましたが、この夫婦やり取りも、ちょっと怖いと感じます。
私も妻を工作員かと疑った事があるので、緊張して読んでしまいました。
それにしても明日乃たまごさんは、色々経験されていて、驚いてしまいました。
私も蛇や鶏は、もう随分ばらしていませんが、普通に日本で生活をしていて出来る経験ではありませんから、作品の色々な所に、そのような経験が、重厚な表現に反映されているのかと感じました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。励みになります。
出張先で〝爆破予告〟があって、寒空の下、ビルの外に追い出された経験もあります。通りをパトロールカーが埋め尽くし、大変な騒ぎでした。その時の経験が、この作品の中でも生きています。(後半の方です)
また、感想がありましたらコメントください。
第50話への応援コメント
>これでも私は日本が協会の会員なのだよ
「日本画協会」
探偵役っぽいキャラが現れて、ああこれで話が前向きになっていくなあと読み手が期待したら、さっそく退場させてしまうとは。これは本気で群像劇のカオスを作るつもりなんだなと襟を正して読む気分になりました w。
物語はまだ真ん中ぐらいでしょうかね? いよいよもって「最後に笑うのは誰だ?」ってな煽り文句が利いてきそうな、いい雰囲気になってきましたね。……というか、笑うやつがいるのかどうか。
作者からの返信
コメント並びに誤字の指摘、ありがとうございます。<m(__)m>
新人はあと一人、66話で完結予定です。
襟を正す必要はありません。ごろりと横になって、気楽に読んでいただければよろしいかと……。
この物語は、私が夢で見ていたホテルとも学生寮とも取れない不思議な人々が住む建物でのことを真面目に(?)考えて物語にしたものです。当初はもっとシュールでカオスなものにしようと思っていたのですが、目が覚めているとそれは難しいことでした。((+_+))
最後まで、よろしくお付き合いください。
第38話への応援コメント
>部長は非難したのだろうか?
「避難」
>狭い、と彼が文句を言うかと思ったが違った。彼は天音の太ももに手を置き、何かの作業でもするように指を動かした。
いやはや、このゲスぶり、最高ですねっ。小説作法の本には、しばしば「こういう紋切り型の人物を出してはいけない」みたいなことを書いてますが、実際にこんなふうにしか描写できない人間っていますし、それは別としても、明日乃さんの作品に出てくるこの手のキャラ、私は大好きです 笑。あ、もちろん小説内キャラクターとして、という意味ですんで……。
作者からの返信
誤字の指摘、ありがとうございます。さっそく修正しました。
紋切り型の人物は修正できませんが。(笑)
優秀なスナイパー、売れない小説家、就活に失敗して派遣で働く若者、取引相手にへいこらする営業マン、……私の小説に出てくる人物の多くは紋切り型の人物なので、紋切り型の人物を出さないとなると作品になりません。……ということで、現状を、笑って許してくださいませ。^_^;
第35話への応援コメント
>|Patient until 9 o'clock please
最初の一字が縦棒になっておりますが、察するにここは Be Patient とするおつもりだったのかなと。
客を一人ひとり追い出す行程で、改めて人物紹介をやり直すのはうまい手だと思いました。これだけ話が重なってくると、個々のキャラもだいぶん印象が固まってきますね。しかし久能久門のあの狼狽ぶりは何だったんでしょう。美玖にまで「あまりにも無様」と評されてしまった醜態って……。一人称のときとのギャップを狙われましたか? まあ誰しも、自分が語り手の時はええカッコするもんですけれど w。
しかしまさかの十人目突入。これ、語り手が巡回していくものと思ってましたけれど、このまま一回きりでどんどん進んでいきます? ちょっと斬新な多視点の構造です。ホテルの中で一時的にキャラが集結するような展開になりそうですから、この先も語り方の妙が楽しめそうです。
作者からの返信
誤字の指摘、そして感想、ありがとうございます。
縦棒は英語にルビをつけるための記号だったのですが、うまく機能していなかったようです。打ち換えてプレビューしたら正常に表示されたので、今度は大丈夫かな?
ご察しの通り、基本、登場人物が主人公になるのは1話だけです。例外は三村夫婦。二人こそが、この物語の真の主人公だからです。
最後まで楽しんでいただけるよう、頑張ります。(#^.^#)
第24話への応援コメント
先に今回の中で一箇所だけ変換ミスが。
>艶やかな黒髪と白い肌には年齢相応の助勢的な魅力があった。
女性的な
グランドホテル形式というのでしょうか、本格的な群像劇、それもなかなか気合が入ってる印象の筆致で、これは明日乃さんの2024年の勝負作だな、と思いました w。
主要キャラが順繰りに主役を張っていく形式の、現在は一周目の終わりあたりでしょうかね? 話のテーマについて語るのはまだ時期尚早として、なにしろ人物が多いので、良くも悪くも読み手の方も読解力の限界を試される作品になっているのではないかと思いました。
一方で、ここまで拝読するに、明日乃さんご自身は章単位を一息に頭に入れて書いておられるようで、時々人物を表す指示語が(特にトリ頭の読み手には)即座に解らず、僭越ながら読み手が迷子になりそうな危うさを感じてしまう箇所がありました。
たとえば本話の最初の方、「志戸は彼と組んで」とありますが、「彼」とはこれから会う取引相手なのか、直前の段落中の「時の総理大臣」なのかが不明瞭に感じました。……というか、今気がついたのですが、「取引相手」=「官僚だった孝平」=「植松会長」ということですかね? これらの本体である「政府と太いパイプを持つ植松孝平」が段落の中ほどに埋没して、どうかするとこの場の脇役のようにも読める登場の仕方であるため、ええかげんな読み手(私のことです)なら志戸が「元官僚で政府諮問機関の一員」であるとまで誤読してしまいそうです。
というようなところが、ここしばらくでもう何箇所かありまして。
上記よりさらに些細なことですが、前回の冒頭部分、「九九はネット内のハンドル名だ」とありましたけれど、主語が久門なのか朧のことなのかはっきりしなかったので、私は直前の「もしもし、九九です」のセリフと共に、朧のことかと一度誤読し、数行の間混乱しました。
そのさらに前回(一度に畳み掛けるようで恐縮です)、「植松孝平、……俗物が!」と久門が独語する場面に至っては、当座の記憶にない名前なので「誰?」と思いました。これも読み直して判ったのですが、その前の部分で長めに紹介されている「経済界の大物」が植松なんでしょうかね? 名前がずっと出てこないままなので、これもトリ頭の読み手なら、「俗物が!」の直前箇所にある「サラリーマン風の男女」が植松なのかも、と仮解釈してそのまま読み流してしまいそうです。
くどくどと気になることをこの段階で書かせてもらったのは、実は私自身がまさにこういう「読み取りにくさ」を少しは克服してくれとプレッシャーをもらってる最中で 笑、いや、だから他の人にも同じコメントをというのは筋が通らないんですが、いつもより余計に気になってしまったせいもあるかも知れません。
思うに、今少しだけ、「読者の大半はトリ頭である(かも知れない)」ということを意識していただき、とりわけ今作だと、読む方の相当数も「キャラが多すぎる、やべえ」とビビりながら読んでるんで w、人物の登場のさせ方とか係り受けとか指示内容は、わかり易すぎるぐらいに明解に書くぐらいでいいのではないでしょうか。と、実は以上はほとんど私自身に言い含めるつもりで書いてきたことで……なんか一人ツッコミにおつきあいいただく形になってすみません。まあ賞狙いの作品だと、こういうところもうるさくチェックが入ると思いますから(とせめて取り繕っておきます)、いささかなりともご参考にしていただければ幸いです。
作者からの返信
誤字の指摘とコメント、ありがとうございます。
女性が助勢だなんて……。寝床で居眠りしながら書いているのがバレバレですね。恥ずかしい……(^_^;)
さて、登場人物のわかり難さの件ですが、なるほど、一考の余地がありそうです。
この作品、誰が誰を殺しているのか、あえて分かりにくくしようとしているのですが、それ以外の人間関係については混乱させるつもりはないので、少々手を入れたいと思います。
御助言、ありがとうございます。<m(__)m>
第36話への応援コメント
度々コメント失礼します。
不同意な性行為は……つらいですね
自己嫌悪ですめばよいのですが汗
それはそれで犯罪ですね。
>東南アジアからでも中東からでも、補給する労働力に事欠くことはない
これはビミョーかもですね
世界中で労働力の奪い合いが勃発してるので、さて、今後、彼らが日本を選んでくれるのか。
結構大事な政策課題だと思います。
日本は言葉も難しいですし、もはやそんな賃金高くないので。。。
作者からの返信
再び、コメント、ありがとうございます。
株価をつり上げて経済状況が改善しているように思わせようとした総理のお蔭で円安は進み、今の日本は出稼ぎ先としては最悪の国になってしまいましたね。これから看護師や介護士問題は深刻になるでしょう。
小説の経済状況はまだ日本経済が少しだけ元気な時代、某首相が新自由主義者の口車に乗り、社員の首切りをしやすく、派遣社員の増大によって企業の人件費削減に動き出した時のものです。
おかげで日本の豊かな中間層が下層に落ちて、結果、格差の激しい現状に至った、というわけです。……あ、こんなことはよくご存知ですよね。
今回は、〇〇年とか書いてしまうと読者の想像に枠をはめてしまいそうなので、時期はあえてぼんやりさせました。
最後まで、読んでいただけたら幸いです。