応援コメント

第24話」への応援コメント


  • 先に今回の中で一箇所だけ変換ミスが。

    >艶やかな黒髪と白い肌には年齢相応の助勢的な魅力があった。
    女性的な

    グランドホテル形式というのでしょうか、本格的な群像劇、それもなかなか気合が入ってる印象の筆致で、これは明日乃さんの2024年の勝負作だな、と思いました w。
    主要キャラが順繰りに主役を張っていく形式の、現在は一周目の終わりあたりでしょうかね? 話のテーマについて語るのはまだ時期尚早として、なにしろ人物が多いので、良くも悪くも読み手の方も読解力の限界を試される作品になっているのではないかと思いました。

    一方で、ここまで拝読するに、明日乃さんご自身は章単位を一息に頭に入れて書いておられるようで、時々人物を表す指示語が(特にトリ頭の読み手には)即座に解らず、僭越ながら読み手が迷子になりそうな危うさを感じてしまう箇所がありました。
    たとえば本話の最初の方、「志戸は彼と組んで」とありますが、「彼」とはこれから会う取引相手なのか、直前の段落中の「時の総理大臣」なのかが不明瞭に感じました。……というか、今気がついたのですが、「取引相手」=「官僚だった孝平」=「植松会長」ということですかね? これらの本体である「政府と太いパイプを持つ植松孝平」が段落の中ほどに埋没して、どうかするとこの場の脇役のようにも読める登場の仕方であるため、ええかげんな読み手(私のことです)なら志戸が「元官僚で政府諮問機関の一員」であるとまで誤読してしまいそうです。
    というようなところが、ここしばらくでもう何箇所かありまして。
    上記よりさらに些細なことですが、前回の冒頭部分、「九九はネット内のハンドル名だ」とありましたけれど、主語が久門なのか朧のことなのかはっきりしなかったので、私は直前の「もしもし、九九です」のセリフと共に、朧のことかと一度誤読し、数行の間混乱しました。
    そのさらに前回(一度に畳み掛けるようで恐縮です)、「植松孝平、……俗物が!」と久門が独語する場面に至っては、当座の記憶にない名前なので「誰?」と思いました。これも読み直して判ったのですが、その前の部分で長めに紹介されている「経済界の大物」が植松なんでしょうかね? 名前がずっと出てこないままなので、これもトリ頭の読み手なら、「俗物が!」の直前箇所にある「サラリーマン風の男女」が植松なのかも、と仮解釈してそのまま読み流してしまいそうです。

    くどくどと気になることをこの段階で書かせてもらったのは、実は私自身がまさにこういう「読み取りにくさ」を少しは克服してくれとプレッシャーをもらってる最中で 笑、いや、だから他の人にも同じコメントをというのは筋が通らないんですが、いつもより余計に気になってしまったせいもあるかも知れません。

    思うに、今少しだけ、「読者の大半はトリ頭である(かも知れない)」ということを意識していただき、とりわけ今作だと、読む方の相当数も「キャラが多すぎる、やべえ」とビビりながら読んでるんで w、人物の登場のさせ方とか係り受けとか指示内容は、わかり易すぎるぐらいに明解に書くぐらいでいいのではないでしょうか。と、実は以上はほとんど私自身に言い含めるつもりで書いてきたことで……なんか一人ツッコミにおつきあいいただく形になってすみません。まあ賞狙いの作品だと、こういうところもうるさくチェックが入ると思いますから(とせめて取り繕っておきます)、いささかなりともご参考にしていただければ幸いです。

    作者からの返信

    誤字の指摘とコメント、ありがとうございます。
    女性が助勢だなんて……。寝床で居眠りしながら書いているのがバレバレですね。恥ずかしい……(^_^;)
    さて、登場人物のわかり難さの件ですが、なるほど、一考の余地がありそうです。
    この作品、誰が誰を殺しているのか、あえて分かりにくくしようとしているのですが、それ以外の人間関係については混乱させるつもりはないので、少々手を入れたいと思います。
    御助言、ありがとうございます。<m(__)m>