第2話 目覚める時には何かいる
「ん…んん…んぇ…」
あの女に会って気を失ってから目が覚めた
そして目を開くと…
「なんだ、ただの口かぁ」
大きく開けられた何かの口が目の前にあった
「て、いや、何言ってんだ俺!食われる!?食われるの!?てか逃げなきゃじゃん!あの女の次にデカい口とかなんで目覚めたら目の前になんかいんの!」
とりあえず逃げるヴィータ、その後ろにはキラリと輝く歯がいくつも並んだ口(なんかサメみたいな…)
「ちょ、なんで追いかけてくんのあの歯に噛まれたら絶対即死じゃん!痛いやん!」
そんなの関係なく追いかけてくるあの口…
〜数分後〜
「まじ死ぬかと思った…上手く逃げられてマジでよかった…ん…?」
自分の腰にある何かが目に入った
「これって、あの女が言ってたポーチ?」
疑いながらも開けてみると
「なんだこれ…中が真っ暗だぞ…無限だからか?」
そしてポーチの中に手を入れ、ある1冊の本を取り出した
「説明書?あぁ、あの女が言ってた本がこれか!」
とりあえず開く
「んと、なになに?まずはじめにステータス表を見る方法は…ふむふむ…なるほど…ステータスと叫ぶのか!」
とりあえずそのページにそこら辺にあった草を挟んで本を閉じた
「ステータス」
〖はい、ステータスを開きます〗
そして目の前に半透明のホログラムのような板が見えた
「おぉ!開いた!んーと、職業は神…は?やっぱり神にされちまってる…あとその隣に(全職業)って…ということは職業が全てできるってことか!なんか得したのか得してないのか…まぁ、分かんねぇ…他にもレベルは…」
“Lv1”と表記されていた。だが、その下の能力に目を疑った…
「なんだこれ!全部∞(無限)?は?攻撃力も腕力とかもその他もろもろ無限…?どうなってんの!あの女色々決めるの面倒くさくて全部∞にしやがったな…なんだよあの女ぁ!!!!!!」
内心イライラしたものの、やめた
「とりあえず、ポーチの中のもの他に何があるのか確認するか…」
手をポーチに突っ込んだヴィータ
「ん?んん?なんだ?」
取り出してみると剣が出てきた
「なんだあの女、剣入れてたのか安っぽい剣だな」
とりあえず振り回してみると…ズドーンッ
「あ、あああ、木を切っちまった…1回振り回したただけで切っちまっ…た…」
(いやいやいやいやいや、振り回しただけで直径1mもあろうかという木を斬っちまうとか終わってるだろ…)
「まぁ、こんな力があるなら魔物とかも簡単に倒せそうだな…てかどの魔物倒したらいいのか分からん!!」
とてつもない力を持ったヴィータ初めて倒す魔物はどんなものなのだろうか…
ヴィータのゆりかご 星見つきな @hosimi_tukina72
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ヴィータのゆりかごの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます