ヴィータのゆりかご

星見つきな

第1話 なんか始まった異世界転生

「…………!」

なんか話しかけられてる?

「…………っ」

え?なんて?

「………ろ!………きろ!………起きろってば!」

「ん…?…うわぁ!!!!」

目を覚ますとなんか神殿っぽいとこにいた…

「やっと起きた〜マジで死んだかと思ったわ〜あ、思ったんじゃなくてマジで死んでるんだった」

目の前の神?というか女?がそう言った

「何言ってるんだ…?あとここってどこですか?なんか記憶飛んでるんですけど…」

嘘と言わんばかりの表情の女

「は?記憶無いの?名前は?覚えてないわけ?」

名前?嘘…覚えてないわ…

「えっと、名前も覚えてないです…はい…」

なんか焦ってる

「あんた名前すら覚えてないとか重症すぎ…え、死因は…は?白紙?」

え、嘘これ名前もないし死んだ理由も分からないの俺…嘘やんマジ無いって…

ますますマズイと言わんばかりの女が

「死因が空白…アイツに似てるわね…」

ん?アイツ?アイツって…誰…?

「あの〜俺って天国行きですか…?地獄行きですか…?」

うわなんか怖い顔で見られてんだけど

「はあ、本来ならそうなるんだけど死因が無いとね…うん、でも前科はいい方ね…しょうがない異世界行きにするか…」

え?今異世界って言った?

「さてと、異世界に行くにしても名前が無いから名前決めなきゃね〜私がつけるから待ってて〜」

なんか名前つけてもらえる…らしい…ヤバそうな人だと思ったけどなんかいい人そうだから信じよう

「ん〜前科が命に関することが多いから…うーん…ヴィータ…?うん!ヴィータでいいや!」

いいやってなんかやだなぁ…でもヴィータは好きかも…


~1時間後〜


「よし!あなたの名前はヴィータ・クール!」

おお!なんかいい感じのつけてもらえた!最初はヴィータ・タヌキだの変なのつけられそうになったけど…いい感じ!

「さてと…ヴィータ・クールよ貴方は異世界への者…職業をやるからどの職が良いか決めよ」

職業…普通なら戦士とか?いっそテイマーになって魔物を仲間に…

「…ねえ、決めるの遅すぎない?」

え?職業は大事だから遅くなるのはしょうがない

「遅いから全部の職業与えるわ私が選ぶのもめんどいから」

は?そんな簡単に?あと鼻くそほじりながらなんかうぜぇ!

「あ、ありがとうございます」

な、なんか納得できねぇ…適当すぎねぇか…まあ、名前つけて貰えたんだし…

「さてと…ただ転生させるのもつまらないし…どうしようかな〜厳しい世界で魔物に食われ…あ!いっそ1つの世界任せちゃうか!」

え!?何この女、じゃなくて神!!今何て言った?1つの世界任せる?はあ?なんか無茶ぶりすぎてない?あとなんか言い方軽すぎ

「ちょーど1つ空きがあるから貴方に任せるわ〜良かったぁ!あの世界どうなる事かと思ったけど貴方があの世界の神になるから安心だわ〜報告書に書かなくっちゃ!」

おいおい…俺は冒険者ヴィータとか考えてたのになんで神になっちまうんだ?あとなんか話せない…

「さてと…ヴィータ君にはあの世界に行って神であり、冒険者になってもらうわよ〜」

は?ちょ、待て待て俺の返事とかは!?

「じゃあ、必要な食料とか武器とかアイテムはこの無限ポーチに入れとくね〜このポーチの中は時間が止まってるから食料保存にぴったり〜あと、ステータスとか能力の説明書とか大事な本とかもあるから見てね〜」

はぁ!?ちょ、待ってなんか承諾とかは?無いわけ?ねえってばぁーーー!


そして俺は何故かそこで気を失った…

ここからヴィータ・クールの転生生活がいざ、始まる

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