この狂気の辿り着く先は?

日本の平安時代をイメージした時代背景で言葉遣いや役職・文化など、それっぽいけど堅くなり過ぎない感じが物語の雰囲気作りに一役買っていると思います。

まつろわぬ神との戦いまでは主人公の剣の道を究めんとする主人公の狂気が上手く表現されており戦闘の描写も秀逸で一気に読み切るほど集中して読みました。

陰陽寮編になり、急に「僕なにかやっちゃいました?」系主人公の色合いが濃くなり、狂気が薄れているので、ある意味ここから学園妖怪バトル小説になるのか、狂気漂う剣鬼の冒険活劇になるのか、この小説の往き先が楽しみです。
(どちらにしろ面白くなりそうです!!)

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