第6話 君はいつでも…楽しそうにしている
僕たちは、ハンバーグ屋さんに到着した。外見は、なんと言うか…オシャレさと、ユーモアが合わさっているなんとも言い表せないそう…すごい見た目をしていた。
「うわ!!ネット見たまんまだ!!」
彼女は、興奮しつつ、さあ答えた。
「ここの店有名なの?」
「ふむふむ!この店は、そりゃもう!インフルエンサーが一言この店の写真を投稿した所!なんととても有名になってしまったと言う!!」
「それって…入れるの?予約とか必要なんじゃ、ないの?」
僕は、疑問に思った事を伝えた。
「……ま!大丈夫でしょ!!」
そう言いながら店の中に入って行った。
「いらっしゃいませ!!ご予約のお客様ですか?」
そう店員さんが僕たちに話して来た。
「いえ!予約してません!」
彼女は、自身満々に答えた。すると
「ごめんなさい…今、うちの店ご予約取れてないと席をご案内することができないんですよ!申し訳ありません…」
やっぱりか…
僕はそれを聞いてそう思った。
「そうですか…じゃあ!今度予約取って来ます!」
さあ言って彼女は、店を後にした。僕もその後ろをついていき、店を後にした。
「仕方ないよ…人気なんだもん…」
僕はそう彼女を励ました。
「でも…影密くんとどうしても食べたかったんだもん!」
そう彼女は、口に空気を溜め、すっかりした様子で歩いていた。
なんだか知らないが…可愛いな…朝比奈さん!
僕はそんな事を思った。
「じゃあ、今度行こう…一緒に…」
そう言うと
「本当!?!?」
彼女が前のめりで目をキラキラ光らせながらそう言って来た。
「今、行こうって言ったからね!絶対行くからね!えへへっ!じゃあ!次の店探そうー!」
した彼女は、急にスキップしながらそう答えた。
僕は彼女がいつもの調子…これ?いつもの調子なのか?わからんが…取り戻してくれたのでよかったと思った。
「あー!ここいいんじゃない!!」
彼女は、そう言って僕にスマホの画面を見せて来た。
「パンケーキラップ?」
「そう!この店!パンケーキすごい美味しそうじゃない!」
「うん!美味しそう…」
「よーし!じゃあ!ここで食べる事に〜〜しよう!」
なんだろう?今日の彼女は、ずいぶんとテンションが高かった。
僕たちは、パンケーキラップと言う店に足を運んだ。
今回は、完全予約制では、なく…普通に店に入ることが来た。
僕と朝比奈さんは、席に着いた。
「さてさて!どれにしましょうかね!」
彼女が楽しそうにそうメニュー表をめくる。
「これとか!美味しそう〜!これにしようかな〜」
彼女がそう言って一つのパンケーキの画像をながめていた。
そのパンケーキの名はジャンパパンケーキ…なんか画像越しから見るだけで量がとても多そうと感じる。
「朝比奈さん?大丈夫?全部食べ切れるの?」
僕は心配のあまりそう言った。すると
「心配無用ー!私こう見ても結構食うよ!」
そえ自慢げに語ってきた。
「影密くんは、何にするか決めた?」
そう彼女に質問されて、僕はメニュー表をペラペラめくった。僕は考えの末…パンケーキフィシュ…魚の形をきた、パンケーキだ…
「へぇー!パンケーキなのに魚って面白いね!」
それから僕たちは。店員さんに注文をした。
「パンケーキー!楽しみだな!パンケーキ!」
そうリズムよくパンケーキと言い始めた。
「本当に…パンケーキが好きなんだね…」
僕は彼女に質問した。
「うん!なんでか知らないけど…小さい頃から大好きー!」
そう顎に手を当てて身体をゆらゆらさせながらそう言った。
「失礼します!こちら!ジャンボパンケーキとパンケーキフィシュでございます!!、ごゆっくりお楽しみください!!」
「はい!ありがとうございます!!」
店員さんにそうお礼を言った。
「いたっだきまーす!」
彼女は、そう元気よく言うと、一口目を頬張った。
「……!美味しいーー!
彼女は、座りながらそう言葉を口にした。
「いただきます!」
僕の方はと言うと、普通のパンケーキの形を魚に見立てていることもあり、
そして、しばらく食べていると朝比奈さんかとんでもないことを言い出す
「はい!!あーん!」
彼女は、自分が頼んだパンケーキを自分のスプーンで一口分すくい、僕に食べるよう促してきた。
「はやく、食べて!あーん!」
学校一の美少女が一人のごく普通の男子高校生…僕は普通なのか?どうか知らないけど…にあーんをしている光景が広がっていた。
これは…現実なのか?僕はそう思った。
「ん!もう!時間切れ!」
そう言って彼女は、あーんしていたスプーンを自分の口の中に放り込んだ。
僕は考え込んでいる内に時間切れになったようだ…
それから僕と彼女は、パンケーキに夢中になり食べ続けた。
「ふ〜おいしかったね!」
朝比奈さん…すごいな…あんな量のパンケーキ…一人で全部食べるなんて…
「どう?影密くん?おいしかった?」
「うん!とてもおいしかったよ!」
僕は彼女に質問されそう答えた。
「よし!それじゃあ!次はゲーセンでも行こう!」
「ゲーセンってゲームセンターの事だよね?」
「そうだよ!行こう行こう!!」
僕は彼女と一緒にゲーセンに行くことになった。
思えばこれが友達と行く初めてのゲーセンだった。
僕たちは、町屋駅の近くのゲーセンに入った。
ゲーセンに入ると、クレーンゲームやら、アーケードゲームやらたくさんいろんなゲームが置いてあった。
「それじゃあ!影密くん!何して遊ぶ?」
僕は、朝比奈さんからそう聞かれて
「朝比奈さん行きたい所でいいよ!」
そう答えた。
「よし!じゃあ!クレーンゲームしよう!」
そして、僕たちは、クレーンゲームがたくさん並んでいる所へ行った。
クレーンゲームの景品は、とても種類があった。お菓子や、ぬいぐるみ、フィギュアなど、どれも僕の興味をそそる景品ばかりだ!
「あれ!可愛いね!」
そう朝比奈さんが指を差した。
それは、おにぎりの顔をしたよくわからない生き物だった。
「じゃあ…これ…やってみる?」
僕は彼女にそう聞いた。彼女は、二つ返事で
「うん!」
そう答えた。
「えっ…これ僕がやるの?」
「うん!影密くん頑張って!」
そうか…まぁ、やれるだけやってみるか…
そう思い、僕はクレーンゲームに挑戦した。
結果は取れなかった…でも諦めきれなかった。僕はさらに200円、300円と挑戦して行った。
結果は…500円分挑戦して、5戦0勝全敗した…
うっ!悔しい!僕は心の中でそう叫んだ。
「影密くん次、私が挑戦するね!」
そう言って彼女もクレーンゲームに挑戦した。
彼女は、惜しいところまで行ったがやはり、景品を取ることは出来なかった。
「うー!悔しいけど…楽しいね!」
彼女が笑顔でそう呟く、僕は本当だね!そう思い!彼女とふたたびゲーセンの中を見て回った。
ゲーセンの奥に進むとアーケードゲームがたくさん並べてあった。僕はそこにある車が描かれてるレースゲームにしばらく目を奪われていた。すると
「影密くん?どうしたの?そのゲームやりたいの?」
そう朝比奈さんが聞いて来た。
「うん…」
僕は二つ返事でそう答えた。
「わかったじゃあ!やろう!そのゲーム」
そう彼女が言ってくれた事もあり僕たちは、そのレースゲームに足を運んだ。
このレースゲームは、店内対戦や、オンライン対戦、もちろんストーリーモードもある!!そして、リアルなカーチェイスが繰り広げられると定評のあるゲームだ!まえまえからやって見たいと思っていたところだった。
「よーし!影密くん!一緒に頑張ろう!!」
こうして、レースゲームでの対戦が始まろうとしていた。
影密くんと日向ぼっこ アカペン @akapen3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。影密くんと日向ぼっこの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます