・・・ある日突然、私は旦那に“今月からお小遣い制にしますと言ってやった!

神石水亞宮類

第1話 ・・・ある日突然、私は旦那に“今月からお小遣い制にしますと言ってやった!




・・・ある日突然、私は旦那に“今月からお小遣い制にしますと言ってやった!”



旦那はお金遣いが荒く、家庭のやりくりが出来たくなった為だ!

旦那は家に殆どお金を入れず、“自分の働いたお金だから俺がどう使おうが

俺の勝手だろうといつも言っていた!”

でも? まだ子供も小さいしお金が要る時に、旦那のお金を当てにして

妻として何が悪いのか?

だからあからさまに、旦那に出すご飯は “貧乏飯。”

ご飯と塩だけとか、流石にもう少し“見た目も食べたくなるご飯を作って

欲しいと言うから、それなら私がこうしてほしいと旦那に言ったのだ!”

それが私が旦那に、“今月からお小遣い制にします”と言ってやったのだ!

勿論! 私のその言葉を聞いた旦那は、猛反対したのだが......。



『何がお小遣い制だ! 俺のカネなのに好きに使って何が悪いんだ!』

『“生活が出来ないのよ、もう私が言った事を守れないなら、別れましょう!”』

『はぁ!? なんで?』

『まだ分からないの! もう妻の私じゃ、やりくりできないところまで来て

るのよ!』

『・・・つ、月、10万円でやりくりできないのか?』

『私の友達の家じゃ、皆旦那はお小遣い制が当たり前なのよ!』

『・・・そ、そうなの?』

『それか月30万円は入れてもらわないとね!』

『そんなの無理だよ、俺の給料、お前だって知ってるだろう!』

『年に3回のボーナスがあるじゃない!』

『・・・で、でもな、』

『“じゃあ、別れる? 子供は私が育てるから!”』

『わ、分かったよ! お小遣い制でいいよ。』

『よし! じゃあ、“1日500円ね!”』

『えぇ!? マジかよ、頼む! もっと増やしてくれないか?』

『取り合えず口出しする前に、これでやってみて!』

『・・・わ、分かったよ、でも無理だったら上げてくれよな!』

『はいはい、分かった分かった!』



1日500円×30日=15000円

旦那の月のお小遣いは、全部で15000円。

余計な物を買わなければ、十分足りるお金だ!

旦那はタバコは吸うが1日1箱だし、外で飲みに行くお金を家で飲めば

お金も浮くし、何よりお昼は私が作ったお弁当を持って行っている。

どこにお金を使うのか?



ただ旦那も旦那で、自分なりにやりくりできているようになったのか?

半年経った今も、“旦那からお小遣いを増やしてほしいと言ってきた事は

一度もないのよ!”

ただ早く家に帰るようになり、家で夫婦揃って夜の晩酌をするようになった

おかげで、旦那と話す機会も増えたのよね。

旦那に渡すお金がお小遣い制になって本当にイイこと尽くしだわ!

旦那は今では、“節約の鬼になったのよ!”

お金を無駄に使うなと私や子供達にも言うようになったし!

そのおかげで、私はお昼にママ友と高級なお店で優雅にお昼のランチを

楽しんでいるんだもの、旦那には感謝しかないわ!


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・・・ある日突然、私は旦那に“今月からお小遣い制にしますと言ってやった! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru

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