第8話 球技大会が終わっても戻ってこない俺の平穏
「ねぇ、晴人!ちょっと聞きたいことがあるんだけど!」
「、、、」
「ちょっと!もう起きてるでしょ!起きてってば〜!」
そう言って俺の体を揺らしてくる澪に俺は耐えきれず仕方ないのでとりあえず話を聞こうと思った。
「、、、何?今ちょうどぐっすり眠れてて気分いいからゲームか二度寝するつもりだったんだけど?」
そう、今日はまごうことなき休日。土日は忙しかったけど球技大会のあとの休み?みたいな感じで俺はしっかり休息を取るつもりだったんだ。そう、つもりだったんだけど、、、
少々経って、俺はなぜか映画館に来ていた。
「ねぇ、やっぱり帰っていい?」
そう聞くと、俺をここに誘った張本人である澪がすごい不服そうな顔をして頬を膨らますので、
「分かった分かった帰んないから!」
と言うがそう言いつつ膨らんだ頬を人差し指でつつくのも忘れない。そうすると笑顔を浮かべて心底嬉しそうに笑ってくるので俺はまあいいかと言う気持ちになってしまう。我ながらこう言うところが甘いとは思うんだよなぁ。
「で、結局何見たいの?」
「これ!」
俺がそう聞くと元気にそう答えてくれる。ちなみに他2人は今日は用事で来ていない。つまり2人きりなのだ。まあ、今までもこんな感じに急に呼び出されたりはしてたからいいんだけど。
翌日。
昨日は結局眠すぎて映画はほとんど寝てしまった。そしてそのあといろいろ連れ回されたため、だいぶお疲れである。
でも、それでもどうしようもないのが登校日というもので、俺は今昨日来れなかった2人に腕を組まれて登校中である。うん、マジでなんで?
「あの、どうして俺は腕を組まれてるのでしょうか?」
「昨日は澪と2人きりで出かけたんでしょ?」
「だから今度は私たちの番」
そっか〜。ならしょうがないのかもしれない。ちなみに、この状況に文句を言いそうな澪は今日は日直らしく早めに家を出ていたためこうなっている。ってか最初の頃は一緒に登校してなかったんだけどなぁ。それでも、俺が秘密を明かしたことで少し距離が近いのも事実で、俺はとりあえず受け入れておくのであった。
「お前何もんだ?」
「へ?」
教室に入るなり急にそう言われて、思わず聞き返してしまう。俺教室間違えたわけじゃないよね?
「へ?じゃねぇよ!どうやってあの3人とそんな仲良くなったんだ!」
これを聞いて周りからもそーだそーだと言わんばかりに人が集まってきてあっという間に囲まれてしまった。
「そんなことより少しでも早くバスケ部に入部を!」
うん、一部の人間は違うことが目当てらしい。
まあ、でも今確信したことがある。
俺の平穏な生活は一生帰ってこないと言うことだ。
第8話です!
まずは遅くなってしまいすみません。部活の大会や学校のテストの赤点回避などやらなきゃいけないことが多すぎてしばらくかけていませんでした。これからも一月に英検があって2月にテストがあったりと時間がそんなにないので気長に待ってくれるとありがたいです。
そしてなんか最近何も更新してないのに急にこの作品がランキングの下の方ですがのり、めちゃくちゃ驚いてました。これからもぜひ更新が遅くなっていても読んでいただければ嬉しいです。
最後に少し近況を。飛ばしてもらっても大丈夫です。上に書いた大会は2回戦で負けてしまいましたが、結構そのトーナメントで優勝を目指しているチーム相手と戦えてとても楽しかったです。また、テストの方は無事赤点も回避でき、とても嬉しく思っています。
そして、これから一月にある英検は今日申し込みをしたのでもう逃げられなくなってしまいました。とりあえず、頑張ってみようと思いますので、応援しながら更新を待っていただけると嬉しいです。
長くなりましたが、これからもこの作品を読んでいっていただけると嬉しいです。
男女比1:3の世界で彼女募集したらイチャイチャ同棲生活が始まりました 柊星海 @comicwalk
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。男女比1:3の世界で彼女募集したらイチャイチャ同棲生活が始まりましたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます