★
0
概要
カリクチア王国王太子のアーサーは、神より『勇者』の加護を賜った。魔王が現れるので撃ち滅ぼせという含みだ。しかしアーサーは『勇者』の加護を賜ったことも魔王が現れることも周囲に証明できないため、身動きが取れない。時間を浪費している内に魔王が出現してしまうと、世界が壊滅してしまう。アーサーは愛する公爵令嬢ミレナを婚約破棄して、断種の上平民落ちとなる道を選んだ。自分が自由に動ければ、魔王に対抗する力を得ることも可能だからだ。アーサーはミレナの幸せを望んだが、ミレナは修道院入りし、アーサーの念願がかなうことを祈るのだった。そんなミレナの前にも、加護を与える神の使いが現れる。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?