第4話
美薫の発言から妙に重い空気になってしまいながらも他の人達が次々と自己紹介していき、俺の番になった。
皆俺をギラギラした目で見つめてくる。特に男子、殺意もこもってそうな目線だ。
「三原…恭弥です、、、中学校は時雨中です。よろしくお願いします。」
ビクビクしながら挨拶すると、美薫が俺をムッとした顔でじっと見ていた。意地でも言わせたいという気持ちがそのまま目線に乗っているようだった。
美薫が「言って」と口パクをしてくる。どれだけアピールしたいんだ。
「……そこの碓氷美薫の…彼氏です。」
意を決して言ったが、俺を見る目線に込められる殺意が一層強くなったような気がする。
その代わり美薫は嬉しそうに笑顔を浮かべて俺にグッドサインを手で送ってきた。何も良くないんだが?
俺の番から多少ざわついてしまった自己紹介もその後にはすぐに終わり、休み時間になった。
「恭弥なら言ってくれるって私は信じてたよ!」
「俺は言いたくなかったけどな、、、」
「なんでよ!」
逆に何で言いたかったのだろうか。そんなに付き合ってる宣言をして良いものなのだろうか。でも、美薫を見ると俺が言ったことに対して嬉しさがあったようだから結果としては良かったのだろう。だが…
「俺に友達ができなくなるかもしれないだろ!」
「別に友達がいなくたって…私がいつまでも話してあげるよ?…だって彼女でしょ?」
「……そうだな。」
そう言う問題じゃないと言いたかったが、美薫の発言に思わず俺達は恥ずかしくなって互いに黙り合って照れてしまう。
「はーい!お二人さん、そこまでにしないとそろそろ周りが糖尿病で死んでしまいますよ。」
「なっっ!小橋さん!」
声がした方向を見ると、俺や美薫が余裕で見下せるほどに身長が小さい女の子が俺達に向かって苦笑いをしていた。この子はさっき美薫と話していた女の子だ。
「えっと、君は?」
「私は
「ああ…はい。三原恭弥です。」
「碓氷さんの彼氏なんですよね!ラブラブのカップルっていいなぁ…」
彼女は俺にグイグイと話しかけてきて、笑顔を絶やさない明るい性格の持ち主なようだ。小橋さんは身長が小さいだけで顔は美薫と同じくらいに可愛らしいと思う。男子と付き合ったりしていないのだろうか。
「でも、三原君って確かに優しそうだよねー。だってさっきも碓氷さんの目線に負けて彼氏って言っちゃったんでしょ?」
「ま、まあ?」
俺は急に小橋さんに褒められたことに動揺して声が上擦ってしまう。それに目を輝かせながら近づいてくるので、思わず体を引いてしまう。
「……むぅ。」
「お、おい、美薫!」
顔を膨らませながら、美薫は小橋さんのほうを見ながら俺の腕に抱きついてきた。小橋さんに向かって見せつけるようにやっていて、思わず驚愕して声をあげてしまった。
「あはは!別に奪ったりしないよ。碓氷さんは可愛いねー!」
「え!ちょっ、ちょっと小橋さん!」
美薫はその言葉を聞いて顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。俺も十分恥ずかしいのだが、恥ずかしがって慌てている美薫を見て、小橋さんと笑っていた。
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嘘告白を友人にしたら本気にされました。 ʕ•̫͡•ポリエステル54杼ʕ•̫͡• @subetegagoraku
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