Gとの対決

@pori2

対決

クソが!奴が出たのだ!Gだ!平安時代には阿久多牟之、江戸時代には油虫と呼ばれたあのGだ!ゴキカブリ虫が訛って今の名前になったあのGが!


今そのGが私の前に居る!私はどうすることも出来ない。なんで今になって出てきたのだろう春だぞ中学を卒業したばかりでハッピーな期間に見せるなその姿を空気読めよ殺すぞ。


しかもここ3年ゴキブリなんて出てなかったこの家には絶対Gブチ殺しスプレーなんてものもはなかった。

しかし殺さなければいけない奴をここで仕留めなかったら奴らにビクビク震えながら寝たり飯を食べたりしなければいけなくなる。

そんなのは許されない。

だがどうやって私はコイツを殺せるほどの技量と胆力を持っているのか?

そんな事を考えていると奴はが足を動かして南から北に向いたと思ったらまた静止した。

その動作の何もかもが気持ち悪かった。


殺さなければいけないこんなキモい奴。

コイツを殺すのが私が生まれてきた意味だ、私はそう確信した。

覚悟を決めるしかない、奴を殺す。

まず私はGから目を離さないように素早くリビングからキッチンに移動した。キッチンには刃物がある。これをアイツに投げてやる。

この刃物は確か包丁とか言う食材を切るためのものだ。

つまりアイツを食材だと思えば切れ味が上がるはずだ。

そう考えた私は心にトリコを宿し包丁を投げた。

『全ての食材に感謝を…いただきます…!ナイフ!!キェェェェェェェェェェェ!!!!!!!』

そう良いながら私は包丁を投げた。

包丁は勢いよく地面ににぶっさ刺さった。

真下だった危うく足に刺さる所だった。

何がいけなかったんだ…強いて言うならトリコを一回も読んだことも見たこともないことが原因なのかもしれない。

私が包丁に気を取られてる隙に奴は一瞬の間に消えていた。

さっきまでいた場所には影も形もない。

『見失っただと…』

私は奴を見逃さない為に死に物狂いで周囲を確認した。

見つけた奴は私のすぐ横にいたすでにキッチンに侵入し洗ったばかりの皿の上にいた。

私はそれに気付くと急いで地面に突き刺さった包丁を抜き奴にGに包丁を突き刺した。

だが失敗に終わった。

奴は私が殺す為の動きに入った瞬間羽をばたつかせ私の腕に乗ったのだ。

今にも叫びそうだった。

包丁は皿に刺さり皿が音をたてた瞬間私はもう一度Gに包丁を突き刺した。腕にも突き刺さるだろうがそんな事はもはやどうでも良かった。

『死ねェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!貴様との対決ももはやここでしまいよォ!!!!!!!!』

勢い良くまた包丁をGめがけて振るそうするとまたGが今度は顔めがけて飛んできた。

『読めていたぞ!貴様の行動パターンなど!』

と私はGめがけて言い放つ包丁を突き刺すモーションから腕くるりと回し突き刺すモーションではなく両断する構えに入った。

『ヘァ!!!!!!!』

トリコの心を再び心に宿した。

この一撃に今までの私の全てを賭けた。









見事Gを両断する事に成功した。

空中でGは二つに分かれてキッショい液体を撒き散らしていた。

キッショい液体が顔にかかってしまったが奴を殺したのだ。

遂に勝ったのだ。

この対決に…

そんな感じに感傷に浸っていると体が勝手に動き始めた。

包丁の切れ味を上げる為にGを食材だと思う縛りの効果のせいで調理しようとしてしまっているのだ。

『クソ…!辞めろ!私…!パン粉と卵を用意してどうするつもりだ!うっうわぁァァァァ!!!!!!!』

結局食べたがそこそこいけた。




あとがき

初投稿なので至らない部分が数あると思いますが初投稿だから仕方ない!うん!そうしよう!アドバイスや反応などをしてくれるとこれからの活動の励みになると思います。是非反応をしてください存分に。

読んでいただき本当にありがとうございました。

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