フジテレビvs日テレvsNHK
司会「さあ、今宵もこの時間がやって参りました。
通称"
表社会で交わることのない両者がリングに上がり、無慈悲なまでの死闘を繰り広げ、どちらがより優れているのかを決める大会です。
勝てば栄光、負ければ地獄!
さあ、今宵の勝利は誰の手に!?
実況は私、
さあ、今大会……、とうとう最終回となりました。このリングも客席も、ステージに光を落とすスポットライトも今宵限りで見納めです」
観客「えーーーーーー、終わっちゃうノォォォォォォ!?」
観客「嫌だよぉ……、この大会を見ることだけが生き甲斐だったのにィィィィ」
観客「終わるなよ。終わるなよ。例え世界が崩壊しようともこの大会だけは続いてくれよぉ!」
観客「名残惜しい……」
観客「ま~~~きのっ!」
観客「ミキティーーーーーーーーーー!」
観客「トゥーーーース!」
観客「はぁ~~~いっ!」
観客「イッチャッテる!」
観客「どんだけ~~~~~~!」
司会「皆様、ありがとうございます。最後の最後までこの大会を、愛してくれてありがとう!
ですが、時代も時代、煽りを受け旧時代の娯楽は淘汰されるのが世の常。
私だって続けたかった。出来る限りの努力をした。この大会をいつまでもやるために。だが、もう出来ない……、限界なんだ」
観客「そんなァ(‘д‘ )……」
観客「ママーーーーーーーーーーーーーウ~ウ~ウ~~~!」
観客「ミニモニ!」
観客「五平餅食いてぇぇぇ~~~」
司会「だからこそ今日お越しくださった全ての御客様に伝えたい。
今日、この夜、最後の日を悲しく終わるのではなく、明るく、いや……、熱狂的に叫び、狂って最高にハジケテ終わりたい!
そうですよね、皆様ァァァァ!」
観客「その通り!」
観客「ピアノ売ってちょうだ~い!」
観客「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
司会「凄まじい熱気です。これぞ、最終回に相応しい……。
さて、選手達の準備も整ったようです。
最期の試合にピッタリな人選です……。
それでは………、お待たせしました。
選手……、入場です!」
観客「早く早く早く早く早く早く早く早く」
観客「ごじゅっぽひゃっふぉい~~~~~~」
観客「ふぉふぉいのふぉいさぁ~」
司会「まずはこの方の入場です!
かつて、バラエティ番組を中心に高い視聴率を誇り、テレビ業界のみならず一般的にも影響力の大きいメディアでした。
朝の「めざましテレビ」、昼の「笑っていいとも」、夜の「めちゃイケ」をはじめとする番組が常にお茶の間の話題をさらっていました。
しかし、近年は視聴率が低迷し、キー局の中ではほぼ最下位。何を血迷ったか、偏向報道を繰り返す日々。
韓流のゴリ押しから大炎上し、連日デモ隊が押し掛けるわ、退職者が大量に出るわ出るわでてんやわんや。
もう完全に凋落しきってしまっている彼の名は~~~~~~!
フジテレビ代表
観客「ワーーーーーーーーーーーーー!」
観客「きゃーーーーーーミソーーール!」
観客「何で最後の試合でお前やねん!」
観客「ふざけんなおい!」
観客「出てくんなクソテレビが!」
観客「肥え~て~、肥え~て、肥えて~~~」
司会「おおっと、賛否両論!
拒絶反応の方が多いか。しかし、選手入場はまだまだ続きます!
さて、続いてはこの方の入場です!
日本という名を冠し、日本の代表的なテレビ局となっていますが、実情はただその名を穢すだけ。
『感動の押し売り』偽善番組24時間テレビの寄付金横領事件に最近では某漫画家さんと脚本とのトラブルもありました。
その全ての対応が後手後手に回り、保身しか考えていない身勝手さ。
日本を代表するテレビとしてあるまじき失態、無能中の無能、もはや無能役。偏向報道もさることながらありとあらゆるクズさのせいで凋落の兆しが見え始めている彼の名は!
日テレ代表!
観客「「「出るなクズ外道!!」」」
観客「そーだそーだ!」
観客「あっ、ここ進研ゼミで習ったとこだ!」
司会「そして、もう一方……、
今回はまさかの3人同時対決……、
最終回に相応しい内容です。
さあ、入場して頂きましょう。
日本の公共放送局でありながら、70年以上前に出来た放送法第64条を言い訳に裁判所と共謀し、国民から受信料を徴収する悪代官っぷり。
しかも受信料の対象となるのはテレビだけでなくスマホやカーナビ、ワンセグなども含んでいるというクズっぷり。
もはやどこの国の放送局だよ、と突っ込んでしまう程の身勝手さ。
金の事しか考えてない資本主義の犬。
金の亡者。
いっそのこと死柄木弔にぶっ壊されてしまえ。
彼はNHK代表……、
観客「放送禁止用語👎️」
観客「放送禁止用語👎️」
観客「放送禁止用語👎️」
観客「放送禁止用語👎️」
観客「放送禁止用語👎️」
司会「お客様落ち着いてください。
すぐにこのクズどもは潰し合いの試合をしますからね。
さて、今回は最終回ということなのでもうルールなんてどうでもいいです。
好きにやっちゃってください。武力行使、武器の使用は全面的に許可しまーす。
では……、見合って見合ってぇぇ……、
開始めいッッッ!」
観客「ワーーーーーーーー!」
観客「キャーーーーーー!」
観客「0655ーーーーーー!」
司会「さて最初はお互いに……、ああーーっと!
さっそく兊悪鵜印に動きが見られました!
何やら上空に向かって手を翳しているぅ!」
兊悪鵜印「ハーッハッハッハ! オラに受信料を分けてくれぇぇぇぇぇ~~~~!」
し~~~~ん
兊悪鵜印「ほへ?」
汐留、御台場「いや、そもそもお前この場に相応しくないから、普通に一番嫌われてるからあっち行ってろ!」
司会「おおっと、お前らが言うんかい!
しかし、兊悪鵜印には大ダメージ!
さっそく脱落カァ!?」
兊悪鵜印「うぐっ……、舐めるなよ!
お前らだって色々やらかしまくってるやろがい!
某有名メジャーリーガーの豪邸ドローンで空撮したり近隣住民にインタビューしたりして取材パス凍結されとるやないかい!」
汐留、御台場「なんやて!?」
兊悪鵜印「今だ! 来いッッッ黒現!」
黒現「兊悪ァァァァァァ鵜ィィィィィ印!」
司会「何だ何だ? 兊悪鵜印の後ろから呪いの女王みたいな奴が出てきたぞぉ?
これは一体どうなっちゃうんだぁ~~~!?」
汐留、御台場「なんや、あのキモいの!」
兊悪鵜印「黒現、もう一度力を貸して……」
黒現「兊悪ァァァァァァ鵜ィィィィィ印!
愛してる!」
汐留「そう来たか! この女誑しめ」
兊悪鵜印「失礼だな、純愛だよ」
汐留「ならばこちらは大義だ!
極の番、寄付金!
この技は今まで国民どもから絞り取った全ての寄付金だ。この寄付金を全て一つに凝縮し、お前にぶつける!」
兊悪鵜印「負けるか!」
汐留「来いッッッ!」
ズドーーーーーーーーーーン!
兊悪鵜印、黒現「まっ……、参った……!」
司会「いや、負けるんかい!」
観客「ダセェテレビ局ぅ!」
観客「プーッ、ウヒョヒョヒョヒョ」
観客「えへらえへら」
司会「えーーーーーー、ここで残念なお知らせです。
作者がこれ以上展開考えるのめんどくさくなって来たので司会がコイツら全員倒します。
竜鱗 反発 番の流星 解!」
スパーーーーーーーーーン!
◇◆◇◆◇
兊悪鵜印「やっ」
汐留「うっわ」
御台場「ざけんな最悪だよ」
兊悪鵜印「失礼だな人の顔を見るなり」
汐留「視聴者に言っちまったじゃねーか
死ぬときは独りだって
頼むから俺の妄想であってくれよ」
兊悪鵜印「いいじゃないかどっちだって」
なんやかんやありまして
兊悪鵜印、汐留、御台場「これが僕の妄想じゃないことを祈るよ」
◇◆◇◆◇
司会「さて、ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
結論として、やっぱりテレビより普通にYouTubeがすっきーということでいいんじゃないでしょうか。
まあそんな事は置いといて……、
世紀の大決戦シリーズは今回で終了です。
名残惜しいですが、何事にも終わりはやってくるので、はい。
あなたの人生においてもそうですよ。
今あなたが私の言葉をいつどこで聞いているのか、私は知るよしもないですが、これだけは伝えたい。
この物語、次があるとすれば、その時のタイトルはきっとこうでしょう。
『今のあなたvs未来のあなた』
では……、そんな日が来ることを願って
グッバイ!!!」
【END】
世紀の大決戦!シリーズ~○○vs○○~ nira_kana kingdom @86409189
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます