週刊文春vs週刊新潮
司会「さあ、今宵もこの時間がやって参りました。
通称"
表社会で交わることのない両者がリングに上がり、無慈悲なまでの死闘を繰り広げ、どちらがより優れているのかを決める大会です。
勝てば栄光、負ければ地獄!
さあ、今宵の勝利は誰の手に!?
実況は私、
さて、今回の対戦カードも色濃いものとなりそうです。
賛否両論、日本社会の闇。その報道という名を借りた暴挙に次ぐ暴挙。もはや言論の自由の域を超えた人格異常者達の集団。その両翼を担う彼らが今宵! しのぎを削って潰し合う! まさに、社会の縮図、魑魅魍魎対決!
開幕!!」
観客「ブーブー」
観客「見たくねぇよコイツらの対決」
観客「誠●ねーーーー!」
司会「おおっと、物凄い拒否反応です。果たして彼らは人々を熱狂させる試合を展開させられるのでしょうか。緊張の選手入場です!
まずは週刊文春代表選手!
報道の自由に名を借りた言葉の暴力、共犯者。売上のためなら手段を選ばない悪質ぶり。作為的な文章、裏との繋がりに公平性などもはや担保されない無法地帯。数々の芸能人達をその自慢の大砲で打ち沈め、40~50代の中堅読者層を獲得し、売上額を欲しいままにしている彼の名は~~~、
観客「ブーブー」
観客「ブーブーブー」
観客「来るな~来るな~来るなぁぁぁ♪」
司会「さて、続いての選手は週刊新潮代表選手。捏造、偏向、歪曲、虚偽、印象操作、冤罪などなど週刊文春の二番煎じかつ会社としてのモラルはもはや地の底。報道機関とは思えぬ無責任さ、悪事、デマ、根拠ナシの記事、続報のない記事などなど上げ続けたらキリがない。極めつけは報道した人物が不起訴処分になった瞬間、ダンマリを決め込む性格の悪さ。人の人生を壊しておいて一切謝罪しない鋼のメンタル。禪院直哉もビックリ、人の心がないのか?
観客「ブーブー」
観客「ブーブーブー」
観客「どっちか潰し合って消えてくれるだけでええわ」
司会「さあ、誰にも受け入れられてない両者ですが、試合を始めさせていただきます。試合形式は、前回同様、相手の短所を罵りあい、先に倒れた方が負けという残酷なルール!
負ければ二度とこの世に存在できなくなります!
勝てば栄光、負ければ地獄!
このデスマッチの行方は如何に!?
さぁ~~~、見合って見合って…………、
開始めいッッッッッ!」
観客「ワーーーーーーーーー!」
観客「醜く潰し合えーーーー!」
観客「どっちも負けろーーーーー!」
司会「さぁ、まずはお互いが見あっ……、ああーーっと! 文選手、芯選手、お互いに何やらノートとペンを取り出した! これはまさか!」
『
文「今日こそお前を消す! 覚悟しやがれ!」
芯「馬鹿野郎、俺の筆記速度を舐めるなよ!」
司会「お互いがお互いの名前をペン先に走らせている! もしや……、もしや……、史上最速決着なるか!?
ああーーっと! 同時! ほぼ同時! どうなる!?」
文「勝った………、計画通り」
芯「負け惜しみか? どちらにせよこのノートに名前を書かれた人間は社会的に死ぬ。お前もよく分かっているだろう?」
文「そのノート……、本物か?」
芯「は!?」
司会「なっ……、何ということでしょう! 遠隔電子顕微鏡で確認した結果そのノートは偽物? ということは、本物のノートは、一体……!?」
???「ワタシだ!」
司会「おおっと、試合中に乱入は行けませんよ、お客様! お客様ッ!」
観客「ざわざわ……」
観客「なんだ? 何が起こっている?」
観客「おもしろそう」
文「いいんだ。彼の名は
芯「何!?」
文「予めお前のノートは盗んで彼に持たせておいた。そして僕達が持つこの2冊のノートこそが本物、さぁ状況を理解したか? 芯」
芯「チクショーーーーーッ!」
文「フハハハハ、どうしてこう人の不幸というものは甘味な味がするんだろうか。この優越感感、さらなる売上の予感」
40秒経過……。
文「なぜ、何も起こらない」
司会「その2冊のノートというのはこれの事かい?」
文、不頼「何故貴様がそれを!」
司会「武器を用いた武力行使は大会規定に反する。そんな事も分からないようでは試合の意味がない。だから回収させてもらいましたよ」
観客「ワーーーーーーーーー!」
観客「ざまぁァァァァァァ!」
観客「くそワロスくそワロスくそワロス!」
観客「司会かっこウィー」
文「帰せ! それを!」
司会「返す訳にはいきません。それに最近日本で起きている人々の不審死。もしやこのノートが原因なんじゃないですか? もしかしてあなたの正体は……、ホラ? 言い返せるものなら、言い返してみなさい。ここには5万の証人がいます」
文「くっ…………、ぐぅぅぅ………」
不頼「神ぃ……」
文「粉バナナ(これは罠だ)! 司会が俺を貶めようとしている卑劣な罠だ! 皆騙されるな! 巧妙な大悪党はコイツだ!」
観客「でもよぉ、さっき僕の勝ちだって勝利宣言してたよねぇ……」
観客「もう弁解は不可能なのに、どうしてそこまで醜くなれるんだろうねぇ……」
司会「さぁ、あなた方は袋の鼠です。ここからどうするんですか?」
文「ククク……、ククク……、ハーッハッハッハッハ!
そうだ、僕がホラだ。
ならばどうする、ここで殺すか?
いいか、僕はホラ。そして新世界の神
今の世界ではホラが法であり、ホラが秩序を守っている。
もはや僕は正義、世界の人間の希望、殺すか? 本当にそれでいいのか?
ホラが現れ6年、世に蔓延る有名人の悪や犯罪は7割減少した。
しかしまだ世の中は腐っている、腐った人間が多すぎる!
誰かがやらなければならない!
ノートを手にした時思った。僕がやるしかない。いや、僕にしかできない。
しかし、もうそれだけでしか正せない。これは僕に与えられた使命、僕がやるしかない。
他の者にできたか!
ここまでやれたか!
この先できるか!
そうだ、新世界を作れるのは、僕しかいない」
司会「あなたの脳味噌は幼稚園児レベルだ。あなたがやっていることは正義ではなく、ただの
文「言っても分からぬ馬鹿ばかり……、かくなる手は……ガサゴソ」
観客「仕込みのノートだ!」
司会、不頼、芯「!!!」
バキュウウウウン!
司会「え? 銃声? どこから……あっ、お客様、行けません! 銃火器の使用はここでは認められていません!」
文「はァ……、バカヤロォォォォォーーー、松本! 誰を撃ってる、フザけるなぁぁぁ!」
松本「何やったんや、お前らは一体何なんや」
文「くそっ、くそおっ、どけぇぇ、お前ごときこのぉ!」
松本「●す。絶対に●す! お前だけは絶対に●さなくちゃいけないんだぁ!」
バキュン、バキュン、バキュン、バキュン!
文「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
観客「やめろ松本! そこまでだ!」
司会「お客様、落ち着いてください……! はい、今回も収拾のつかない事態となってしまいました……。今回も無効試合とします。
次週は日テレvsフジテレビでお会いしましょう! グッバイ!」
『死んだ後に行く所は無である』
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