好きな子のことが分からない

@tataaru

第1話 彼女

僕は彼女について真剣に考えなければならない。それが僕と彼女のたまになると思ったからだ。

彼女とは同じ地域で育った。 だが知り合ったのは中学2年生の時みたいなもんだ。席が近かったんで仲良くなったのだ。

僕らはよくゲームの話をしていた。ノベルゲームだ。お互いに波長が似ているのを話すことで実感して言ったのを覚えてる。僕は明確にいつ好きになったかを覚えてる。きっと彼女も同じだと思う。彼女に下駄箱で会い話している際にふとマイナーなグロアニメの話を振ってきたのだ。それは20年以上前の作品でまた知っていたとしても人に話すには躊躇するような内容である。彼女は何かを感じ取ったのか私にその話をしたのだ。私は笑顔で大きい声で

「知ってる!まじで!?」

と言ったものだ。それが僕らが恋に落ちた瞬間だった。

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