異星人は演じる

僕は、シーンに応じて眼鏡を変える。
眼鏡さえあれば、スマートな遊び人でもエリートサラリーマンでも何にでもなれる。
騙しているわけじゃない。ただ、演じている。
ここで生きていくために、必要なものを手にするため、僕は婚活を続けるのだ。

見かけよりも中身って言われるけれど、婚活に於いて、第一印象は絶対。
そう考えていた異星人だったけど、居住期限まで残り一ヶ月切ってしまい…

あなたの欲しいものは、フレームの外にあったり。なんて。