文学に根差した青春だって、あっていい。

夕陽に照らされる図書室で繰り広げられる、二人の高校生のささやかな言葉の数々。高校生の頃図書局(図書館の管理をする部活動)に在籍していた私にとってとても郷愁的で、輝いていたあの頃を思い出させてくれた。

二人が――特に「彼」がこの先どんな関係性を培うのか、大変興味がある。初恋のような胸の高鳴りを思い出したい方にぜひおすすめしたい作品。