第5話 動線の果に……1

 本作をお読みの皆様は、皆様はどのような作品を書かれている(書く予定)でしょうか?


 自身の書いた作品を読んでもらうための方法等は考えておりますか?


 というのもカクヨムでは、1作品あたりのPVの中央値が、大体50PV程度と言われております。一方で、数万PV以上の数値を一日で獲得できる作品もあります。

 

 カクヨムコンの読者選考は、獲得した「☆」と「作品フォロワー」の取得数、左記をつけたユーザーの「作家」「読み専」の割合などにより、通過有無が決められると言われているため、PV数の多少は直接的には影響ありません。


 しかし、極端な話、例え見てくれた全員が「☆」と「作品フォロワー」を入れるような名作であっても、PVが5とか10であれば読者選考突破は難しいでしょう。中央値の50PVでも難しいと思います。


 逆に、選考期間中に10万PVを集めることが出来る作品であれば、読者の1%の人が「☆」を1つでも入れてくれるだけで、恐らく読者選考を突破できるでしょう。


 という事で今回の本題は、PVを増やすための動線を確保することです。


◆◆◆◆


 そもそも動線とは、人や物の移動経路のことを指します。今回の話では、自身の作品が読まれるまでの経路ですね。


 カクヨムにおける動線を大別すると下記のようになります。


  1. カクヨム内で作品を発見する。

  2. カクヨム以外のサイトで作品を発見する。


 それぞれで私の考えを説明をしていきます。


 

[1. カクヨム内で作品を発見する]

 これは、ランキングやレビューなどにより、自作をカクヨム内の”目立つ位置”に掲載してもらうことで、自分の作品を知って貰いましょう。


 しかし、カクヨムで執筆し始めてすぐにランキングの上位に載ることは難しいかと思います。

 

 そのため狙うべき項目は「新着小説欄」


 新着小説欄はカクヨムのトップページに設置されている項目で、小説が更新された順に掲載されます。


 ランキングやジャンル、人気などは関係ないため、誰でもトップページに掲載することが出来る項目なのですが、時間帯によってはすぐに流れてしまう可能性もあります。


 そのため、新着小説欄でPVの増加を狙うのであれば、”タイトル、キャッチコピーによる引き”と”投稿時間の工夫”が必要になります。


 タイトル、キャッチコピーによる引きは、第2話「ぼくたちはタイトルが付けられない!?」で記載した通りですので、ここでは割愛します。


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第2話 ぼくたちはタイトルが付けられない!?

https://kakuyomu.jp/works/16818093074006247199/episodes/16818093074069001908

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 投稿時間の工夫――つまり、新着小説欄の性質上、読者が集まりやすい時間帯に投稿する工夫が必要になります。


 カクヨムでは下記の時間に投稿することが良いと言われております。


  7:00~9:00:会社や学校への通勤時間

  18:00~20:00:会社や学校からの帰宅時間

  21:00~23:00:帰宅後の落ち着いた時間


 また、 7:00 や 8:00 等のキリの良い時間は投稿者数が増大するため、7:06 や 8:12 など少し時間をズラし、1秒でも長い時間、新着小説欄に掲載される工夫をしましょう。


 なお、カクヨムの予約投稿機能では手動入力を行うことで、分単位で投稿時間の指定が出来ます。


 と、ここまでは、様々な記事に掲載されている内容なのですが、ここからは私の考察を述べます。


 まず、投稿時間なのですが、上記のゴールデンタイムに投稿することは良いかと思います。


 しかし、闇雲にゴールデンタイムを狙うのではなく、自作の内容と読者の生活リズムが合致しているか確認して投稿することが重要かと思います。


 例えば、身の毛もよだつ程怖いホラー作品であれば、朝の通勤時に読まれる方をターゲットにするよりも、帰宅後の落ち着いた時間に読まれる方をターゲットにした方が良いでしょう。


 また、高校生をターゲットにしたスポ根作品であれば、部活帰りの高校生が多い18:00~20:00頃に投稿する方が良いかもしれませんね。


 このように自作のターゲットを明確にして、ターゲットとなる読者が1番読みやすい時間帯を狙うことが重要かと思います。

 

 また、1日の内に複数回投稿を行い新着小説欄される回数を増やすことでPVを稼ぐような方法もありますが、これも読者の生活リズムに合わせる必要があるかと思います。


 移動中に読んで貰うような作品であれば、”通勤時間”と”帰宅時間”の2回投稿を行えば良いと思いますが、上記の例で上げたような、身の毛もよだつ程怖いホラー作品であれば、帰宅後の落ち着いた時間を狙った投稿になるかと思いますので、2回投稿の恩恵は受けにくいかと思います。


 ここまで、カクヨム内での動線に関する考察を書いてきましたが、長くなってきましたので、カクヨム以外のサイトの導線は次回にいたします。

 

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とりあえずカクヨムコンに参加した俺が、次回のカクヨムコンに向けて、今からやるべきことをまとめてみた 尾津嘉寿夫 ーおづかずおー @Oz_Kazuo

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