第2話 ぼくたちはタイトルが付けられない!?
”あらすじ”や”第1話”にて、カクヨムコンに向けて準備を行い、参加した旨を書きました。
なるべく準備をしたのであれば、本作のタイトルである「とりあえずカクヨムコンに参加した俺が~~~~」の”とりあえず”とは何を指すのか、ということなのですが「これは飛び込みで参加を決意した」ということです。
私が思うカクヨムコンの利点の1つは、「作品投稿のきっかけになる。」という側面があるかと思えます。
今まで小説を書いていたけれどWEBに公開するタイミングが無い人は、カクヨムコンをきっかけに公開することも良いと思いますし、逆にカクヨムコンに向けて小説を書いてみようという意気込みで執筆を始めるのも良いかと思います。
また、これは個人の感想なのですが、「〇〇までに✕✕文字の小説を書こう。」という目標がなければ「小説を書こう。」と思っていても、筆が進まないものだと思います。(目標があっても筆が止まる時は止まってしまうのですが……。)
その点、カクヨムコンは、長編の場合は期限までに10万文字以上を書き上げなければなりません。
10万文字ですよ、10万文字! 400字詰の原稿用紙にびっしりと文字を書いて250枚も書かなければならないんです。
みなさんは学生の頃、最大で何万文字の文章を書いたことがありますか? 私の場合、卒業論文だと思いますが、それでも10万文字も書いていなかったように記憶しております。
普段、小説を書き慣れている人からすれば、大したことは無いのかもしれませんが、私のような長編小説童貞からすれば、エベレストのように高い山に見えました。
実際、書き始めてから色々と苦労したことがあったのですが、それは今回の話とは若干ずれるため、数話後に記載することとします。
今回の本題は、そんな苦労をして書いた小説が、どうすれば読まれるのかを考察したいと思います。
とは言え、私自身、あまり読まれているタイプではないので、話半分にでも読んで頂けると幸いです。
◆◆◆◆
早速ですが、カクヨムに投稿した小説が読まれる際、どのような動線があると思いますか?
これは私の考えなのですが、1番大きく大別すると下記のように分けられると思います。
1. カクヨム内で作品を発見する。
2. カクヨム以外のサイトで作品を発見しリンクを押す。
この2つの動線に共通することがあります。それは両方とも『クリックする際は、ほぼ、タイトルとキャッチコピーしか表示されていない』ことです。
カクヨムのトップページを見て下さい。(もちろん、このページは閉じずに、別のタブを開いて読みに行って下さいね。)「注目の作品」「新着おすすめレビュー」「新着小説」など、様々なコンテンツがあり、それぞれで小説が表示されております。
しかし、以下2024年3月20日(水)現在の仕様ですが、カクヨムに表示されている小説は全て、タイトルとキャッチコピー(と、☆などの小説情報)のみとなっております。
X(旧.Twitter)の場合は、自由に文字を打てますが、カクヨムの小説リンクを貼ると、キャッチコピーが大きく表示されます。(2行程度のあらすじや、タイトル、各話サブタイトルも表示はされますが……。)
Google検索でヒットした場合も、タイトルが大きく表示され、その下に小さく、2行程度のあらすじが表示されます。
ユーザーフォロワーが多くいる人も、ユーザーページには小説のタイトルとキャッチコピー(と、☆などの小説情報)のみが表示されており、通知に表示される新作情報もタイトルのみです。
つまり多くの人は、タイトルとキャッチコピーにより、その作品を開くかどうかを決めるということです。
書籍では”ジャケ買い”をしてしまうことがあります。ライトノベルにいたっては、挿絵や表紙を担当しているイラストレータさんにより、売上が左右されることがあると聞いたことがあります。
カクヨムにおいて、書籍の表紙の役割をするのがタイトルでありキャッチコピーなのです。
◆◆◆◆
では、どのような”タイトル”と”キャッチコピー”を付ければよいのか? これは”こういうタイトルなら大丈夫”とは一概には言えません。
というのも、小説の作り方というよりもマーケティングに近い話になるのかと思いますが、作成している小説のターゲットによって、適切なタイトルやキャッチコピーが変わってくるためです。
例えば、今お読みいただいている本作は、下記のような考えでタイトルやキャッチコピーを決めました。
【本作のターゲット層】
・カクヨムコン10への参加を考えている作家さん達(特に、初参加者や、あまり小説を書いて来なかった人達)。
【本文に記載する内容】
・カクヨムコン9に初参加した経験をもとに、カクヨムで小説を各ポイントと、カクヨムコン10に”参加する前”、”参加している最中”、それぞれにおける確認するべきポイント。
・(出来れば)KAC2024の課題をクリア出来るような内容にする。
【思案した内容】
・どのような内容が書いてあるエッセイなのか、分かりやすいタイトルにすること。
・キャッチーで、ターゲット層の人達が思わず読みたくなるようなキャッチコピーにすること。
【出来上がったタイトルとキャッチコピー】
・タイトル:とりあえずカクヨムコンに参加した俺が、次回のカクヨムコンに向けて、今からやるべきことをまとめてみた。
・キャッチコピー:カクヨムコンには必勝法がある!?
もう少し、ちゃんと考えておりますし、ターゲット層としてはベテランカクヨム作家さん達にも是非お読みいただきたいとは思っておりますが、大まかな流れはこんな感じです。
もちろん、このタイトルとキャッチコピーが正解だとは言いませんし……そもそも本作、そんなに読まれていないので、どちらかと言うと失敗だったのかもしれませんが……。
まあ、本作があまり読まれなかった場合は、何がいけなかったのかを自分なりに分析し、次に繋げることが出来ます。
つまり、”タイトル”と”キャッチコピー”で読者のハートを狙い撃ちすることが、多くの方に読んで頂くポイントではないかという話でした。
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と、第1話で書いたところ、いつもよりも☆を貰える割合が多い気がしました。
本作をお読み頂いた方々も、本文に支障の無い範囲で「☆」や「感想」のお願いを書いてみると良いかもしれませんね。
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