小説のご受賞からご出版までの着地が思っていたよりも遠くなってしまった原因に、この場合とされてはおりますが、詳しく記録し、作者さまなりのお考えを記載しております。ここで、留意点をあげており、決してうらみつらみではなく、反省材料として参考にとのことです。元々、早く書籍化のご経験がおありだったことなど、あのときの気持ち、ご本人しか微妙で繊細なところは誰もが分かることではないでしょう。ひとつのバネとして、ご経験を提供してくださったことに感謝したいと思います。
書籍化を目指して投稿サイトを攻略する方法は多くの方がエッセイにしていますが、打診から出版までの具体的な流れというと、守秘義務が関係しているのか驚くほど少ないです。わかりやすく、感情的にならず、極めて建設的に綴られたエッセイは、非常に参考になります。しかも編集部公認という安心感。新人作家はもちろんのこと、編集者との関係に悩む全ての人に読んでもらいたいです。