王太子との婚約を破棄した令嬢が紆余曲折を経て皇后となるサクセス話

王太子の許婚であったヒロインが彼の浮気等で婚約破棄を告げ、傷心のままアカデミーに入学し、そこで、王太子の義弟や隣国の王太子、そして平民であるが勤勉家で同性という三人と友情を深め、勉学に学校行事、果ては国家施策に共に取組み励んでいる姿は、ザ青春と感じました。以降王太子の義弟が幼き頃から惹かれていたヒロインへの告白に、次第に絆され自覚するヒロインの恋心の描写の妙。その王太子義弟が王太子に変わり王太子となり、ヒロインには才を生かすべく政の片翼の宰相に据え、国王となった戴冠の場でヒロインには今の宰相の任を5年後に解き皇后に据えると宣う破茶滅茶ともとれる展開、只、その5年間で男女格差の是正や国家資格制度の確立と親国王の政の基の制度を整える重責には感服しました。
王太子との婚約破棄からまさか、紆余曲折を経て、伴侶が違えど皇后になるサクセスストーリーに感動いました。

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