異世界少女の成長。「お嬢様教育」も捨てたもんじゃない
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 少女が成長していくっていうのは、こういうことなんじゃないのかな?泣いても良いと思う。大切なことに、気付けたんだし…
(いみエモ話)
意味がわかると、エモイ話。
あなたは、この話の意味がわかりますか?
☆
お金持ちな姫がいた。
良い暮らしが、できた。
王族系の剣術や護身術、魔法を学べた。
応急処置法も。
回復魔法は、下手だが基本的なことならできる。
「お嬢様教育」をしっかり受けて、強くなれた。
「あの子、やるね」
「お嬢様をバカにしては、ダメ」
「あの子なら、勇者様のパーティに加わって活躍できる冒険者になるだろう」
ただ…。
姫としての性格からか、金の力に頼りがちになってしまう困った点もあったが。
が、とにかくも、弱い立場の人や者にも手を差しのべてあげられる子には育っていた。
この前は、道で転んだおばあさんを助けたばかり。
「…すまないね、お嬢さん?」
「良いんですよ」
「…ありがとうね」
彼女は、驚いた。
金の力なしで、こんなにも感謝されることがあるとは思っていなかったからだ。
「お嬢さんに、神のご加護がありますように!今度、鳩になってあんたにお礼をしてあげようか」
「おばあさんは、面白いことを言うのね」
「じゃあね」
「バイバイ!」
数日後。
城の外でおこなわれたお嬢様教育で疲れた彼女は、森の切り株によりかかっていた。
そんなときにこそ、事件。
「…あ、ちょっ!」
1羽の鳩が飛んできて、彼女のかぶっていたお気に入りの羽帽子をくわえて飛んでいってしまったのだ。
「何を、するのよう!」
彼女、大泣き。
後に、もっと大泣き。
そうしたらまた、大泣き。
(この話の意味)
奇跡。
鳩が、彼女の帽子をくわえてどこかに飛び去ってしまったときのこと。
「グワワワワ…!」
地震が起き、彼女の座っていた場所のとなりにそびえていた崖の上から、大岩が落ちてきた。
当たれば、彼女は大ケガではすまされないだろう。
が…彼女は助かる。
地震が起きたとき、ちょうど、鳩を追いかけてその場から離れることができたから。
「は…!」
思い出したね。
助けたおばあさんが、言っていたよね~。
「今度、鳩になってあんたにお礼をしてあげよう」
あの、おばあさんって…。
神様か精霊だった?
「世の中って、こんなにも金では解決できないことがあるんだ…」
彼女は、また泣いた。
いいね。
少女は、こうした涙で成長していくのだ!
エモいなあ。
異世界少女の成長。「お嬢様教育」も捨てたもんじゃない 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます