最終話
そんな訳で、私という生き物はトリあえず。生きてればいいやという、至極適当な事をやっている訳です。
その昔、歩いて十分の所に図書館があって火の鳥だのブラックジャックだの推理小説だのは其処で読んでた訳ですが。地域の意向により、潰して新しい場所に移動になり。その新しい場所というのは私の家からとてもとても遠い場所だったのでトリあえず行こうみたいな以前の様な事はできなくなっちゃいました悲しい。
未だと最低で一時間半は、自転車で頑張らないと図書館に行けなくなりましたので以前ほどお気軽にという訳にはまいりません。(それでも、行くっちゃ行くんですが)
特に図書館で読むのは高等数学の研究本やら定理の本、後は日本工業規格とかみたいな自分で買うと高すぎるもの。貸出できなくても、ノートには取れる事が多いのでそっちで調べてくるみたいな感じです。今はインターネットで大抵の調物は済む様になりましたが(誤爆あり)、民芸やら辞書やら大学でも専攻してる人しかやらへんでみたいなものだと動画はあってもサイトとかで検索する事が難しく欲しいトコだけ引っ張るという事が難しいです。(動画はあるのでそこまで見ろよという話はごもっともですが)
後は、写真集(特に自然モノ)とかは定期的にインプットしないとすぐにゲームの情報に押しつぶされて頭の中から記憶が吹っ飛びそうになるので補修がてら見る感じです。
※本当は旅行とかで温泉とかリアルの情報を仕入れたいが、以前それをやって温泉街が消えていたりしてアップデートどころか絶望にうちひしがれて何もできず漫画喫茶に宿泊して帰るとかいう悲しい事があった。今度旅行する時は、下調べしてから行こうと思う。
昔は、攻略本とかあってモンハンの攻略本はある意味凶器と言える分厚いものでした。
※そして、辞書みたいな使い方をするので普段は本棚で場所だけ取るというオチ。
※さらに、武器や珠の検索なども出来る様になったためますます邪魔ものになっていくというオチもありました。
私からすれば、本は買いたいのだが場所がないねん。
なので、電子になってくれたのは凄く時代を感じます。
問題は、古い漫画とかで電子化されてないものがまだ相当数あるという事。
あと、電子媒体だとタブレットやらPCやらないとみれない。スマホで見ろって?画面が小さくて見辛いのよ。
若い人はスマホでいいかもしれないけど、眼を悪くしたり年をとったりするとあの大きさでは厳しいのよ。大判のスマホなんて、デカくて持ち歩きづらいからできれば小さめがいいのよ。結果、消耗品だから定期的に高い金額が飛んでいくっていうね。
そんな訳で、邪魔になった攻略本をポイした結果場所が……。余らなかった訳です、なんでかっていうと太めの書籍をシリーズで買って今は攻略本の変わりに収まっている訳です。
場所、すぐにうまっちゃうYO。
まぁ、そんならコンテナ倉庫でも借りろとか思うそこのあなた。
紙は割と保存しっかりしないと、やべーのよ?
そんな訳で、場所がないから電子書籍の世話になるみたいな使い方しつつ。
昔、栞とか本屋で大量にくれたな。
何かしらの広告が入ってたり、こう推理小説とかだと紙の栞が入った状態で売られてり。
駅でそういうの買ったなぁ、今はまず本屋で買うけど。
本屋で買うメリット、それは色んな本があるなぁとワクワク出来る事。
本屋で買うデメリット、それはその色んな本を思いつくまま籠にいれて私の財布がまるで潰れた綿菓子の様にしおしおになり。その財布をみた、私のテンションもフリーフォールするということ。(家に帰って、買った本見れば治る)
栞も、こう図書カード用の封筒?っていうのあれに入れて使ってたら藁の納豆みたいな形状になったりもした。
定規になってたり、ルーペになってたりとか色々な栞があったね。
押し花がしてあって、花言葉が水彩タッチで描かれてるのとかもあった。
色んな種類のがあって、栞だけでも表紙見てる時並に楽しかったな。
今本屋自体減って来ちゃってるけど、それでも私はやっぱ紙も電子も本自体が好きなんだなぁって思う。
そうそう、なんていうかさ。
トリあえず、ポンコツでもだらだらと生きる。
トリあえず、買ったものは消化する。(本とゲーム)
トリあえず、トリあえず毎回そんな場当たり的な事しかしてなくて。
今まで、よくそんなんで生きて来れたなって自分でも思う。
今日は、自分専用のドリンクバー(自室にある)の所にある酒でもあけてみようか。
嬉しい事があった時だけあける、私は普段からは飲まない。
酒が嫌いな訳じゃない、ただ昔技術者をしていた時は鈍るのが怖かった。
だから、本当に特別な時にだけ飲む。
普段は、紅茶かコーヒー。外で飲み会やっても、自分は基本炭酸飲料だ。
昔ついた、習慣っていうのは中々はがれるもんじゃない。
昔と違うのは、どんなに眠っていても通知等で起きてしまう位には眠りが浅くなったこと。むしろ、昔は浅い眠りが欲しかった。寝コケて朝を迎えると、時間が無いから身だしなみを整える時間すら怪しかった時もあった。(致命傷)
私はこれからも、ゲームと本に生きるだろう。
指が動かなくなったら、眼が見えなくなったら生きる意味すらなくなると思う。
だからこそ、私から私以外の全ての人へ。
「トリあえずで生きんな」、トリあえずで生きぬいた私はタダのラッキーなだけの人。
気がついたら、時間なんて溶けてる。それが、何処までも現実だ。
笑えない、そんな人生だからこそ。表面だけでも、取り繕える様に笑っておく。
外から見たらお笑い話でも、当人は必死で一生懸命だった時代が確かにある。
だから、こう言ってくれていいんだよ?
バカじゃないの?(笑)ってさ。
おしまい
[KAC20246]トリあえず、こんな生き方 めいき~ @meikjy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます