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ヴァレリアス博士とは(Hell Tears

どうも、めいき~です。(´・ω・`)


このHell Tearsはそもそも論、モブと響という艦族がティアドロップという遺産を探すという話が大筋としてあります。

では遺産とは何ぞやと言った時に必ず出てくる名前が「ヴァレリアス博士」になる訳です。四博士及びヴァレリアス博士が太古の昔に作った超テクノロジーの産物が「遺産」と呼ばれているモノです。


作中で判明している事として、宇宙一の天才にして女性でセブンスやナイトメア理論の祖。アンリクレズやティアなどの高性能AIも彼女の作品です。

タイトル:あいたい で判る通り、彼女はタイムマシンで未来からやってきました。

本来は、親や師匠達と一緒に過ごした楽しい日々がどうしても忘れられず。タイムマシンまで作ってしまい、過去に戻ろうとしますが失敗。モブや響が艦族となる前遥か昔の時代まで事故って飛ばされてしまいます。そこでも、タイムマシンをなおす事を諦めず。持てる知識と技術で様々な理論や道具を創り出します。(これがのちに遺産と呼ばれるものの正体)

彼女は過去に飛ばされた後に、ナイトメア理論やヴァレリアス理論を完成させている辺り宇宙一の天才にして奇才でありながら。常に師匠や親の影を追っていた事になります。そんな彼女も寿命が足りなくて、己をサイボーグ化し。生身が脳みそだけになってもまだその想いを捨てず。脳の寿命も終ろうかという時に遂にセブンスとティアドロップを完成させます。彼女自身が生涯で作った唯一の兵器、ギャラルホルンは破滅と希望を詠いあげる笛として「作中で不完全状態で既にお話にならない位の強さを発揮します」一方彼女を裏切った四博士はナイトメアのリミッターを外して人の命や体や記憶を燃料や弾丸に変えるシステムで権力者にとりいり甘い蜜を吸う訳です。彼女はそれが許せず、ギャラルホルンを使用。

一、セブンスと、ティアドロップにしかギャラルホルンは搭載されていない。
一、ギャラルホルンを倒せるのは、ギャラルホルンしかいない。
一、本当の破滅を奏でるギャラルホルンは、白いドラム缶ではなく漆黒。

こうして、宇宙中を巻き込んだギャラルホルン対ナイトメアの遺産対決はギャラルホルンが圧勝し。ヴァレリアス博士は、セブンスのライブラリにのみ研究データを全て保存して文明や遺産権力基盤や星などを粉砕するに至ります。
博士は技術力だけではなく、戦術や操作センスなども群をぬいていたガチの偉人だった訳です。(アンリクレズにモブは博士を除けばと言われているシーンが本文にあります。響君ですら、そのライブラリを見るだけで勉強になって自信を失うシーンも本文内にございます)

権力者たちや四博士はナイトメアをなんとか隠したり、ヴァレリアス博士から教わった中途半端な理論を後生大事に保存。それがモブ達艦族や開拓機構時代の人間にとっては涎垂のお宝となって本作の歴史的下地が出来てます。(もちろんわからない人はコメディ部分だけで笑って頂ければ幸いです)

二百話付近の区切りまでに、本文とは別に明かされる遺産の正体がこのように見えてくるのではないでしょうか?


それでは~(/・ω・)/

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