ふきよせ

某月某日

 公募に落ちる。

 期間中に知らせがないので落ちていたのは知ってましたが、発表日になると実感が湧くものですね。「おー、落ちたなー」と。

 カクヨムに参加するようになって、書いたお話をコンテストに突っ込んでみよう! という気持ちになってみてるのですが、これがまぁ、落ちること落ちること。

 落ちたからといってすごく気持ちが沈むような事もなくて「そうかー、駄目かー」みたいに受け止める感じです。

 それで、受賞作を拝読しては「こういう感じが良かったのか。すごいなー、私には書けないやつだったな」と思ったりもします。

 今回落ちた公募は皆さまご存知、深大寺恋物語でした。深大寺は好きな場所なので(なにしろ水と緑とお寺で雰囲気が良いし、植物園は広くて薔薇もダリアもパンパスグラスもある、そしてお蕎麦が美味い)、祭りの賑やかしになれてたら良いねぇと思ったのでした。

 そして、落ちたお話は改稿して投稿した「春郊、水辺、君色想い」です。

 改稿と言うか、応募要項に文字数制限が4000文字って書いてあったから素直に3800字くらい書いたら、投稿直前に800字詰めフォーマット五枚までとわかって、流し込んだら七枚になっていて「ひーーーん!」と鳴きながら大幅に削って提出したのでした。やれやれ。


某月某日

 文フリに行く。

 楽しみにしていた文フリ東京39に遊びに行って来ました。ツイッターを見て出展なさるというフォロワーさんのブースを調べたり、お買い物用の小銭を貯めたり、ちょっとした手土産を買い求めたりと、準備がいちばんワクワクするタイプです。

 では当日は楽しめないのかと言えばそんな事はないんですが、どうも緊張の方が勝ってしまう性分なもので……。

 とにかく人が多くて(お祭りだから当たり前)、人の間を縫うようにしてお目当てのブースに辿り着き、ご本を買い求め、軽くご挨拶させて頂き、会場を少しふらふらしてるうちに飽和状態になって「あ……無理」と帰路につきます。

 これを機にフォロワーさんにもご挨拶できたらと思ったりもするのですが、なかなか人見知りの緊張体質、加えて自己評価と自己顕示欲の低さがありまして……。

 しかしながら、言い訳が過ぎるのもわりと失礼な話では? という考えに至った今回の帰り道。次にお邪魔する時には、もう少しフォロワーさんにもご挨拶などできたら良いなと思いました。

 苦手な物は上りのエスカレーターと初対面、ロマ子です。


某月某日

 拙作が朗読される。

 ひと月ほど前、拙作の「曼珠沙華の咲く部屋」を北陸で役者をしていらっしゃる「のとえみ」さんに朗読作品にして頂いたのはまだ記憶に新しいのですが。

 今度は「ラーメン荒波」をオンラインで朗読会を開催しておられる「ある役者たちの自主練」にて朗読して頂く機会に恵まれました。

「ラーメン荒波」は拙作の中で唯一の星100を抱えた地球外知的生命体たちのわちゃわちゃしたお話で、読後はラーメンが食べたくなること請け合いの物語です。

 懐かしのラジオドラマのような力強さと豪華さで、とっても楽しい仕上がりとなっております。ぜひぜひお耳を傾けてみて下さい。そして、ラーメン食べたくなってみて下さい! 私のオススメは「青葉」の「特製中華そば」です。


某月某日

 友人に会う。

 以前の職場の仲の良い友人と、久しぶりに会って日本橋辺りをぶらぶらしつつ、おやつを買ったりお茶を飲むなどしてきました。

 私の抜けた職場、どうやらガタガタになっているらしく……代わりに着任した方は居眠りばかりで仕事を覚えず残業、それをうっかり愚痴った元上司の様々な悪行が芋蔓式にバレて上からの鉄槌が下り、んもう修羅場だそうで……粛々と調整していた私が抜けたんですもの、そらそーでしょ、と思わず高笑いでございました。おーほほほ。おーっほほほ。

 これを機に膿を出して、立て直したら良いかと存じます。(と、たまには偉そうなことを言う)



 このあと、カクコンに出せそうなものは某所に送った公募作品になりまして。落ちるので、ええ。それは結果が出るのがたぶん年明け……なので、また何か短編をお出しできると良いなぁと思っています。

 ねぇ、まさおくん。どんなお話が読みたいですか? 猫が活躍するお話? 活躍しないでのんびりするお話? 猫だけの秘密のお話があっても、素敵ですね、まさおくん。

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まさお日記 野村絽麻子 @an_and_coffee

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