その月は二人にどんな結末を齎すのか

 主人公はある決意を持って妻とこの場所へ来た。
 そしてそこで見た、あの日と同じ月。
 あの頃の想い。
 恋愛などの繋がりは互いの想いで成り立っている。それは家族という形に収まれば、安心と怠惰を生むかもしれない。小さなすれ違いを些細なことを放置した結果、大きなすれ違いになってしまうことも。
 しかし心は曖昧であり、思い出は強く人の心に残るものだから。
 この後、二人がどんな結末に向かうのか分からないけれど素敵な未来を想像してしまう物語です。美しく儚く、そして温かさも感じます。
 あなたならこの先をどんな風に想像するだろうか?
 是非、あなたもお手に取られてみてくださいね。お奨めです。