「俺」のための創作論

これは、「俺」のための創作論だと思いました。
「俺」は、或るものを読んで面白いと思ったということはセンスがあるのだ、とおっしゃっています。ということは、書く側から見た場合、それを面白いと思ってくれるかは、その読んだ人の側のセンスに依存してしまうということになるのではないでしょうか。マッチングの良し悪しがある訳です。センスは人によって様々であり、全ての人を読者として想定することはできません。そして、「俺」がなさっているように分析できる作品ではない作品(ポストモダン的な小説等)というのも世の中には存在すると、レビュー筆者は思います。人のセンスと同じで様々です。
最初、レビュー筆者はいささかの反感をもってコメント欄で投稿しました(削除済)。
しかし、「概要」を見て、考え直したのです。堂々と、「俺」を喜ばせろと書いてあったのですから。
そう、これは「俺」のための創作論だったのです! 「俺」という読者を想定しろ! と。

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