第58話 蒲郡の戦い②

今回、俺と一緒に突撃する1500の兵隊は、関東庇番の時代から鍛え上げられてきた古参兵と、基礎運動能力が異常に高い奥州兵からさらに選りすぐって選ばれた兵のミックスである。


まあこの1500に関しては奥州から出発する前から練兵を積み重ねて協力関係を積み重ねてきてたのがここで役に立った。うちの精鋭兵1500を率いて俺は馬を走らせる。


結構中央軍の兵力自体は拮抗していたが、そこに俺たち精鋭隊という大石を叩き込むと状況というものは大きく変わり始める。


情勢は一気に辻堂軍に傾き、どんどん相手軍勢を切り裂いて進んでいく。


本陣前には目測だが4000程度の兵は残っているが、ここに比べると全然楽に抜けられるだろう。


そしてここでうちの精鋭兵は150ほど失ったが、戦況自体は大きく変わり、こっち側のペースにはなってきている。


そして相手軍勢を抜いた後、さらに馬を走らせて相手の本陣へと突入していく。


相手の兵も西国の強者たちを集めただけあって流石に強く、兵力差もあってすぐには抜けそうになかった。


しかしここで俺は愛剣の伊弉諾を持ち、振るいまくって敵兵を次々と薙ぎ倒していく。


それをみたうちの兵たちは明らかに士気が上がり、数的不利をもろともせずに相手兵と対峙していく。


しかし相手左翼や右翼から援軍が来てしまうとこっちの攻勢は止んでしまい、おそらく命すら危うくなるであろう。だから、できる限り短期戦でこの戦いにけりをつけたい。


もちろんそれをわかっている高師泰はどんどん本陣部隊を前へ前へと送り込んでいく。壁はどんどん厚くなっていき、抜いたとしても身軽になったので逃げられる可能性が高い。


でもまだこっちはお前の首を取ることを諦めたわけじゃない。必ずお前の首を取ってやるから、首を洗って待っていろ、高師泰。

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足利直義の元にタイムスリップしてしまったので歴史を覆すために奮闘します~足利直義と令和からやってきた一人の青年の物語~ 湖山速人 @Biwa3411

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