なろうやカクヨムでは珍しい、タフで野蛮でハードボイルドな男の話

この物語の主人公、永野弘(ナガ)はどう見ても品行方正とはかけ離れている。
地の文で書かれる彼の心情は、悪態だらけで非常に野蛮で軽薄である。
しかしながら情に厚く、面倒見が良く、仁義を重んじている。
タフで野蛮で口が悪いが、優しさと弱さもあり、キメる所で必ずキメる。
昔の洋画の主人公のような、あるいは任侠物のヤクザのような、あるいはタフな何でも屋のような。
昭和の時代の「男」の目指すべき姿、を現代風にリファインされたかのようだ。
紳士淑女な主人公が多い昨今のノベルの中で
この作品は、読んだ人間に一味違った強烈な感情を与えてくれるだろう。

最後に…北京原人最強!!