第2話 死

「うわあああああああああああああ」


ガンッバン ゴーン グシャ


「あああああああ、ぐわあああああ」


ドーン ゴキ


「来るなーー!はあはあ、うあああああああ」


ボキッ


ツーツーツー




「隊長!指示を!」

今までの戦場では聞いたことのない兵士たちの悲鳴に頭が真っ白になった。

一歩指示を間違えれば、全滅する。


「ああああああ」


「隊長!」


「うわあああああああ」


冷や汗を拭い、大きく深呼吸をする。

俺の一言で全てが、、終わる。覚悟を決めろ!

「全員、C隊形準備!前戦で戦闘中の隊員は下がれーー!いいかお前ら自分の命を最優先してこれー「ふーーんここが本部?思ったより快適そうだ」


「!!」

ぽんっと肩に手が置かれた


額を流れた汗が地面にぽたっと落ちる。 

心臓の脈打つ音がうるさいくらい頭に響く。


「はっは、そんなに怯えなくてもいいじゃん。悲しーなー」


後ろを振り向くことができないまま尋ねた


「お前は50−50だな」

「・・・・うん。君たちにはそう言われている」

「、、目的はなんだ?」

「・・・君が知る必要はない」


ドンッ


「うわああああああああ!隊長!」

「あああああああああ!」

・・・・


大きな音が消え、燃え広がる火の中には血まみれのロボットだけが立っていた。

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50ー50 小糠イオ @Kotsubu88

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